みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!
ハイハイ!
ずっと放置していて1年以上経っちゃったタイ旅行記ブログ(2024年7月版)ですが、ようやく重い腰を上げて更新したのが前回のブログ。
え? 何それ??? って気になった人は是非1回目から読んでみてください!!!
またしても前回の更新から2か月以上経っちゃったので、ざっくりと今までの流れをおさらいしておきますね。
初日はパクチョンでナイトハーピング。
次の日は日中にカオヤイ国立公園でハーピングをして、夜間は近隣エリアを探ってみました。
という感じで、その翌日は朝から車で北上してナコーンサワンという町に向かいます。

道中の何気ない農村地帯の風景ですが、土が赤茶色いですよね~。
おそらく鉄分が豊富なんでしょう。
そしてこの土はかなり水はけが良く、ザザーッとスコールが降った後でもグチョグチョドロドロの水たまりにならない印象でした。
こういう感覚は現地で見て触れないとなかなか分からないので、やっぱり生息地へ赴くのは有意義ですよ!
道中は長いので時々休憩します。
タイには日本よりも多いんじゃない? ってくらいセブンイレブンがあるんですけど、ラインナップはちょっと違います。

なぜかお菓子コーナーにすごい勢いで海苔スナックがおかれてるんですよ!
海苔を消化できるのは日本人と韓国人だけっていう説がありますけど、こりゃきっとタイ人もバリバリ消化してますね。
フレーバーが色々あるから、何種類も買って晩酌のお供にしてました。(ウチの妻が)
パクチョンからナコーンサワンまでは車で約3時間。
結構な時間がかかるから途中でランチタイムです♪
ワタシと妻とアヤカさんが「イェーイ!」みたいな感じでちっちゃく写ってますけど、じつはこのレストラン、トイレが無かったんですよ。。。
だから撮影している川添さん含め全員オシッコが限界間近…笑

食事をサッサと済ませてから近くのパーキングエリアで用を足して、いよいよナコーンサワンに到着です!
現地に着くと、ブンボーラペットという大きな湖のほとりで我々はすぐに生き物を発見できました!!!

川添さんとアヤカさんが木陰からそーっと撮影しているのは、、、

(photo:アヤカさん)
水面から眼と鼻先が出てるのが分かりますか?

(photo:アヤカさん)
なんとシャムワニ(Crocodylus siamensis)の若個体でした~!!!
実際に動いている様子はコチラ。
全長にして60㎝、いや80㎝くらいあったかな?
川添さんの「仲良くしてる~」に、思わずワタシも「カーワーイーイー♪」が出ちゃいました…。
ちょっと真面目な話をしておきますね。
タイに生息するワニは3種類いて、ひとつはマレーガビアル。
コレはマレーシアとの国境沿いのごく限られた一部地域にしか生息しておりません。
で、もうひとつはイリエワニ。
こちらはタイ南部の海岸沿いに生息しており、超大型で人間を襲うこともある種です。
そして最後のひとつがこのシャムワニ。
東南アジアを中心とした養殖場で多くの個体が繁殖されておりますが、比較目的の乱獲や環境破壊が原因で野生の生息域は99%が消失しています。
ちなみに養殖場で殖やされているもののほとんどは純血ではなくイリエワニとのハイブリッド。
シャムワニの持つ皮目の美しさと、イリエワニの持つ体の大きさ(シャムワニは平均2m程度なのに対しイリエワニは最大6m以上)を併せ持つハイブリッドが養殖場では重宝されるためです。
そういった現状を重く受け止めたタイ政府は、このブンボーラペットに野生のシャムワニを再導入するプログラムを実施。
ここがその場所に選ばれたのは、タイに生息する野生のシャムワニのうち最後の2匹が生息するとされているのが理由のひとつ。
そしてついに2024年、この保護区域内で7年ぶりにシャムワニの仔が自然繁殖たという嬉しいニュースが報じられたばかりだったんですよ!
つまり、我々が見たカワイイ赤ちゃんワニはその貴重な新仔だったんですね~♪
最初に到着した浅瀬で2~3個体を確認することができて本当にラッキー!!!
そんなわけでシャムワニを見ることができた我々は大満足でホテルにチェックインします。
小さな一軒家が個々の部屋になっている素敵なところ!
部屋の窓を開けると、なぜか川添さんがおもむろにこちらを見ています…笑

すこし休憩をしたら再度ブンボーラペットへ戻ります。
先ほどよりは日も傾いてきて過ごしやすい気温になったため、観光客もちらほら。
でも、そんな池に立てられているタイ語の看板には、、、

「ご注意ください。この地域にはワニがいます」と書いてありました。
そしてその言葉の通り、、、

フツーにワニがいるし!!!
この水際で日光浴をしているのは平均的なサイズの成体メス。
もちろんワニと我々の間にはフェンスも柵もないから行こうと思えば至近距離まで近づけるのですが、そんな野暮なことはいたしません。(危ないしね…)
適切な距離を取ってストレスを与えないように撮影するアヤカさんでした。

(photo:アヤカさん)
この地域に再導入された個体とはいえ、人間の手を借りずに野生下で生きている個体です。
ただこうして日光浴をしているだけでも風格漂うオーラがありますね~!!!
ところでこのブンボーラペット。
大型魚ファンならご存知だと思いますが、シャムタイガーことダトニオ・プルケール(Datnioides pulcher)、いわゆる本ダトの生息地でもあります。
それだけでなく150種以上の野鳥が集まるバードウォッチングの聖地でもあるんですよ。
だからバードウォッチングのために改造された観光ボートみたいなものがあって、、、

こんな感じのに乗り、湖の真ん中へ繰り出すことになりました!
川添さんもワタシも爬虫両生類なら「〇〇だ!」ってなるんですけれど、鳥は全然分かりません…笑
それでも普段見ることがない鳥がバタバタ飛び立つとなんだか興奮しますね~!

(photo:アヤカさん)
なんかデカいツルみたいなのがいるよー!
ってみんなで言ってたのはコウノトリでした。赤ちゃん運んでくるのはこんな大きな鳥なのか…。
ほかにも数えきれないくらいの鳥がバタバタと飛び回っていたんですけれど、特に可愛かったのはコレ。

(photo:アヤカさん)
それほど大きくはありませんが、湿地帯をピョコピョコと歩いていた美しい鳥。
ガイドのビアは”Queen of Water Bird”と言っておりました。
なお、和名ではレンカクと言う種らしいです。
親子で水面をピョコピョコ歩いている様子を撮影していたら、若鳥だけピュッと水中に消えた(沈んだ?)のでアヤカさんは「大丈夫かなぁ…」ってずっと心配してましたけど、もちろん水鳥はこんなところで簡単に溺れたりしませんからご安心を!
そんな感じでワイワイ言いながら鳥を眺めつつグイグイ湖の真ん中まで進んで行き、ハスの群生地にボートで突っ込んでみたり…。

(photo:アヤカさん)
水面からニョキっと飛び出したハスの実。
目玉がいっぱいある妖怪っぽい見かけがちょっとエグいですけど、じつはハスの実って食べられるの知ってました?
ビアに言われて「ホントに?」って思いながら食べてみたんですけど、なんか茹でピーナッツみたいな不思議な味。
意外とクセがないから食べれなくはないけれど、別に好んで食う必要はないかな???
って感じでした!笑
そんなこんなでレイククルーズも終わりに近づくと、ちょうど空は綺麗な夕焼けに。

(photo:アヤカさん)
なんだか気持ちがほわ~ッとして、心が洗われるような素敵なひと時を過ごすことができました!
ホテルに帰って夕飯を食べながらこれまでの成果をまとめたり、ここからの予定を確認したり…。

デキる男たちの晩餐みたいな写真が撮れましたが、マジメっぽいのは一瞬だけで大半はバカ話で大笑いです…。
しこたま美味いメシと酒を飲んでからホテルの中庭で適当にハーピング。

ホテルの庭には小さな池があったので、夜になると色んな生きものが集まってきました。
みんながワイワイ言いながら撮影していたのは、、、

サソリモドキや、、、

(photo:アヤカさん)
ジャワヌマガエル(Fejervarya limnocharis)。
コレって、日本にいるヌマガエルとそっくりだから何年か前までは同種ってされてましたけど、今じゃちゃんとした別種扱いですね。
でもホントに日本のと似ているから、なんとなく親近感が沸きます。
ほかにも、、、

(photo:アヤカさん)
近年では外来生物法の問題からペットとして輸入されることがなくなったヘリグロヒキガエル(Bufo melanostictus)も!
川添さん直伝の「生きものひっくり返し」テクを使って、カワイイお腹の模様が撮影できてますね~♪
そしてこちらも外来生物法の影響で輸入されなくなった、、、

(photo:アヤカさん)
アジアジムグリガエル(Kaloula pulchra)!!!
久しぶりに見ると、やっぱりカワイイ!
決して飼いやすいカエルではなかったけどアメフクラやパグガエルに比べりゃだいぶ飼いやすかったよなぁ…。
なんて、一昔前のことを思い出させてくれました。
それ以外にもこの庭にはシャムザラハダヤモリがチョロチョロといっぱいいたんですけれど、さっきのビールで酔いが回ってきて撮影してませんでした…笑
というわけで今回はナコーンサワンで軽くハーピングって感じでしたが、いよいよ明日からはさらに北上してピッサヌロークという町に向かいます。
次はどんな両生爬虫類を見ることができるんでしょうか!!!
お楽しみに~~~ッ!