タイ旅行記2024・その1 ~初日からパクチョンで大はしゃぎ~

みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!

 

2023年の11月に妻の推し活の付き添いという体でタイへ行き、ちゃっかりハーピングをしてきたワタシですが、そこで知り合ったガイドと仲良しになったので今度は改めてガッツリと行こうぜ!

ということで、一緒に旅をしても疲れなさそうなユルいキャラを誘ってふたたびタイ旅行へ行くことになりました!!!

今回ウチの夫婦に同行してくれたのは、たぶん世界で一番多くの爬虫両生類の写真を撮っているカメラマンの川添さん(クリーパーやレプファンでお馴染みですね)と、オーストラリアから帰ってきて就職するまでの間に暇してる元アルバイトのアヤカさん。

その4名で出発です!!!

↑こんな感じにウキウキで成田空港を出発した我々ですが、長いフライトでバンコクへ深夜に到着してからの夕飯時には、、、↓

さすがに疲れて放心状態…笑

それでも美味いタイ料理を食べたら一気にパワーアップ!

翌朝にはホテルの近くの屋台で焼いた肉を食ったり、、、

オシャレなカフェで朝からタピオカミルクティーを飲んじゃったりして全員で大はしゃぎ!

そして最初の目的地であるパクチョンへ向かう車のなかでも皆のテンションはMAX♪

それにしても車内の電飾が凄くないですか!?

コレ、出発前に全員で記念撮影~! っていうタイミングだけLEDをギラギラ光らせてくれて、いざ出発したらすぐに消しちゃうんですよ…笑

でもそんな感じのタイっぽさもイイ!!!

 

パクチョンまではこのタクシーで約2時間半の道のり。

途中でトイレ休憩に立ち寄ったパーキングエリアでは、、、

真昼間なのに手洗い場の周りにヒラオヤモリがウジャウジャ!

あ~熱帯地方に来たな~! という感覚を実感しながら、パクチョンで宿泊するホテルに到着です。

広々とした庭が付いたオシャレな部屋で、その前の小さな川には、、、

やっぱりミズオオトカゲが優雅に泳いでいます!

ちなみに現在の分類ではタイに生息しているミズオオトカゲはVaranus salvator macromaculatusという亜種。

昔からマニアの間ではタイのサルバは綺麗と言われておりましたけど、やはり成体になっても模様がクッキリしてますね~!!!

 

ホテルにチェックインした後、夕方にガイドのビア氏と合流することになっているので、その前に近所で早めの夕飯を食べます。

でも時間が早すぎてどこの店も休憩中…。

たまたまやっていた半屋外のタイスキ屋(タイ風すき焼き=火鍋みたいな食べもの)さんに入って、暑いなかグツグツと熱いご飯を食べます。

ふと気づくと、そのお店のなかには、、、

ムカデとかワニとかカメのタペストリー(?)が飾られてました!

たまたまだと思いますけど、コレはなんだか幸先が良いかも???

 

そんな感じでお腹もいっぱいになったところでホテルに戻り、ようやくガイドのビア氏と8カ月ぶりの再会。

「久しぶり~」なんて挨拶もそこそこに、いきなり夜間の散策に出かけます!

向かったのはパクチョン市街から車で約30分ほど移動した郊外の寺院。

虫除けスプレーを振りかけてから散策路に入った瞬間見つかったのは、前回のタイ旅行でも数匹見られたオオメアオハブ(Trimeresurus macrops)。

体が小さいからか相対的に眼が大きく見えるのが特徴。

おとなしいヘビなので積極的に攻撃してくることはありませんが、いちおうコレでも立派な毒蛇。

とは言え毒性は弱いらしく、ガイドのビア氏は「10回以上噛まれてるけど平気だよ」と言っておりました…。

ちなみにコレは川添さんにスネークフックの使い方を教えてもらってドヤ顔でオオメアオハブを扱うアヤカさん。

じつはこのとき、自分がフックに引っ掛けているヘビが毒蛇であることは知らなかったようです…笑

 

初っ端から綺麗な毒蛇を発見してテンションが上がっていた我々ですが、ワイワイ言っていたら何かが林床をガサガサと走りました!

現れたのはタイの一部地域にしか生息ていない、マニアに人気のツヤツヤ系スキンク、シボリナガスベトカゲ(Lygosoma koratense)。

ギラギラと虹色に輝く体表がとても美しく、でっぷりとした体型が超カワイイ!!!

ペットとしても流通することがある種ですが、じつは世界中でもこの地域にしか生息していない希少種。

野生個体の姿を見ることができて個人的には超嬉しい!!!!!!!!

 

そこから少し歩くと地表をチョロチョロと歩いているシャムザラハダヤモリ(Dixonius siamensis)を発見。

このヤモリ、その後に我々が散策したエリアでも多数発見できたんですけれど、地域によってパターンが違って面白い!

人間に対する警戒心も弱く、ペットとして最適な雰囲気がプンプン漂っているところも凄くイイ!!!

 

もう少し進んで行くと、なんだか秘境っぽい雰囲気が…。

なんかスゲェ感じのところをズンズンと進んで行きます。

すると、みんな大好きなアイツが現れましたよ~♪

若個体だからサイズは小さいけれど、コレが正真正銘のタイランドトッケイです!

バンコク市内のような都市部では意外と見ることができず、ちょっと郊外に行かないと見ることが出来ませんでした。

 

この辺りまで来ると、爬虫類だけでなく色んな蟲も現れます。

サシガメとか、、、

キシャヤスデの仲間とか、、、

北米にいそうな感じのヤスデとか、、、

コレはアジアンフェレストスコーピオンですね~

おそらくHeterometrus laoticusだと思うんですけど、ワタシには同定できません…笑

 

そして、我々が歩くたびにザザザーッと変な音がしていたんですけど、ビア氏に「コレって何の音?」と聞いたら「シロアリだよ」とのこと。

あぁ! なるほど!!!

こうしてシロアリの大群が一斉に体を震わせて音を鳴らしているんですね~!

やっぱり虫は不思議!!!

 

しかしねぇ、この散策しているエリアが心霊スポットっぽくて怖いんですよ…。

だって真っ暗闇のなかライトで照らすと突如として変な顔の仏像とかが現れたりするし、それだけじゃなく、、、

こんな変な看板が…。

ワタシには「この先、悪魔に注意」という風に見えたんですけど、Googleでタイ語を翻訳したら「この先、滝」と書いてあるだけでした!笑

でも、滝を表現するにしちゃ妙に不吉なイラスト。

結局この先に滝はなく、その代わりに人造の池があって、、、

そこにはタイワンシロアゴガエル(Polypedates megacephalus)が集まっています。

池にはなんか色んな彫刻が掘ってあって、やっぱりなんか怖いよ!!!

 

でも、ガイドのビア氏が「マサル、パイソン! パイソン!!!」と呼ぶ声でその恐怖心は一瞬で払拭されます!

そこにいたのは全長2.5~3mほどの立派なアミメニシキヘビ(Malayopython reticulat)!!!!!!!

しかも超美麗!!!

かつてペットとしてアミメニシキヘビが多数流通していた時代でも、ここまで美しい個体はなかなかいませんでしたよ~!

皆のテンションは一気に上がってワーワー言いながら写真を撮った後、川添さんがスネークフックでアタック力を確かめていると、、、

いきなりビア氏がアミメをキャッチ!!!

すかさずワタシは記念撮影をしたのち、せっかくだからアヤカさんも、、、

「ウェ~!」とか言いながらアミメを背負ってます!笑

そして無事に撮影&触れ合いが終了した後、森にリリースすると、、、

独特な動きで木に登って去っていきました。

川添さんも思わず呟いてますけど、本当に上手に登ってます!

 

一同はアミメの登場に大興奮した後、さらに散策を続けます。

すると林道の脇に生えている木の根元に現れたのはカルダモンホソユビヤモリ(Cyrtodactylus intermedius)。

ホソユビヤモリの仲間は地味で陰気なイメージがありますけれど、こうして野生下で見る姿は堂々としていて美しい!

地味で陰気なんて言ってすみませんでした!!!

本属の魅力を再認識できましたよ。

 

さらに進んで行ったところには大きな水たまりが。

そこで川添さんが「あ、カメがいる!」と発見。

こんな落ち葉に埋もれた水底にいるカメを見つけるなんて、さすが!

浅い場所にいたので種類を確認するために水中から引っ張り出します。

そして陸地に出してみると、、、

なんじゃ? この地味なカメは???

腹甲はこんな感じか…。

で、何だろなコレ???

となったのですが、ホテルに戻ってからちゃんと調べてみたところ、オルダムマルガメ(Cyclemys oldhamii)だと同定することができました!

カメマニアの方々なら一瞬で判別可能だと思うんですけど、普段見かける機会が少ないカメなのでなかなか分かりませんでしたね…笑

 

ハイ。

まだまだ初日の夜間散策は続くんですけど、ひとまずこのあたりで今回のブログは終了。

つづきは次回の更新をお待ちください♪