タイ旅行記2023・その3 ~パクチョン後半とバンコク市内+おまけ~

みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!

 

タイ旅行記、前回からの続きです。

カオヤイ国立公園で日中の散策を終えた我々は、夕飯後に麓のパクチョンへ下りて夜の散策を開始。

いかにも夜っぽい生きものがたくさん現れておもしろーい!

 

なんて思っていたら、突然スキンクの若個体が現れました…。

コレはおそらく朝にカオヤイで見かけたストリームサイドスキンク(Sphenomorphus maculatus)だと思いますが、もしかしたらオナガマブヤ(Eutropis longicaudata)???

どちらも似たような雰囲気なので、種は落とし込んでおりません…。

 

そうやって各々が散り散りになって散策をしていたら、すこし離れたところからガイドのビア氏が「マサル!! マサル!!」と呼ぶ声が聞こえます。

慌てて向かうと、なんとそこにいたのはかなり立派なサイズのビルマニシキヘビ!

人影に驚いて逃げようとしているところを、撮影しやすいように開けたところへ引っ張り出すもんだから、激オコでシューシュー言ってます!!!!

数年前までは日本でもペットとして多くの個体が販売されていましたが、いまでは特定動物として愛玩目的の飼育が禁止されています。

でも、こうして噴気音を出しながらアタックしてくる様子を見ると野生個体の荒々しさと気高さを感じ、コレはおいそれとペットにして良いヘビではないよな…とつくづく思います。

ひとしきり美しい姿を観察させてもらった後は、山の方へ帰っていくように誘導してお別れです。

 

さらに先へ進んでいくと、今度はオオメアオハブのメス個体が!

カオヤイで見かけた個体はどれもオスだったのですが、メスは体側にラインは入らず色合いがプレーンな感じです。

 

裏庭を囲んでいる道路の上にいたのはMicrohyla heimonsiというヒメアマガエルの仲間。

コレまためっちゃ小さくて、朝一番にカオヤイで見つけたカエルにそっくりなんですけど、ビア氏によると違う種だそうで…。

どこが違うのかジックリと見比べてみたい!!

 

今度は道の脇に生えている低木をビア氏がライトで照らして、「あそこを見てご覧」と言った先にいたのはツユダマセタカヘビ!

カタツムリやナメクジを食べることで知られるセタカヘビの仲間で、どうやらそこらじゅうにいるアシヒダナメクジなんかも捕食しているそうです。

小型で派手な色彩もありませんが非常に美しい種で、ビア氏は最も好きなヘビのひとつだと言っておりました。

でも掴むとクッサい汁を出すらしく、ビア氏は手の匂いを嗅いで「ウゲ〜ッ!」と騒いでましたが…笑

 

そんなこんなしながら、車を停めた場所に戻ろうとしている途中で見つけたのはアジアジムグリガエル!

コレも意味が分からず特定外来生物に指定されてしまったため今ではペットとして流通することはなくなりましたが、改めてこうしてみるとホントに可愛いカエルです。

 

今回夜の散策をさせてもらっているホテルの前庭では、宿泊客たちがちょうど夕飯を食べている最中でしたが、すぐその横にある植え込みにもオオメアオハブがいます!

ホテルのオーナーも宿泊客も全然気づいてませんでしたが、こんなのもバッチリとビア氏が見つけてくれます。

やはり身体は小ぶりですが綺麗なオス個体!

 

ところで日中にビア氏へ「トッケイを見てみたいんだよね」と言ったら、笑いながら「夜には絶対に見られるよ♪」とのことだったのですが、そのタイミングがいよいよ来ました!!

敷地内にある廃墟みたいな建物の周りにはトッケイがいっぱい♪

コレぞ正真正銘のタイランドトッケイじゃん!!!!

と大興奮していたら、、、

ビア氏、ササッと素手で捕まえてくれました〜!

森にいる個体と町にいる個体の色彩が違うことなんかを説明してくれましたが、そんなことよりもデカさにビックリ!!!!

この後、ワタシもちゃっかりとタイランドトッケイの身体を色々と触って感触を確かめてからリリース。

 

というわけで、オオアオムチヘビに始まりトッケイに終わったカオヤイツアーはこれにてフィニッシュ。

ビア氏にホテルまで送り届けてもらい「必ずまた来るね!」と約束してからお別れです。

(その通り8ヶ月後にはタイを再訪することになり、じつはこのブログも8ヶ月後のタイにいながら書いてたりします…。)

 

翌朝は我々だけでバンコク市内へ移動し、街中のホテルにチェックインしました。

そこで、すこし溜まった洗濯物を近所のコインランドリーに持って行ったら突然のスコールが…。

で、仕方なく洗濯物を回しながら雨宿りをしていたら、何やらカエルがピョコピョコと跳ねているじゃないですか!

動きが止まったところでジックリ観察してみたら、体長6cmほどのヘリグロヒキガエルでした!

これまた特定外来生物法の問題でペットとして流通しなくなったカエルです。

コロッとした体型が可愛らしいのですが、確かに沖縄くらいだったら定着しちゃいそうな雰囲気は持ってますね…。

 

バンコク初日では洗濯物をしたあとに飲み過ぎてダウンしちゃいましたが、代わりに翌朝は早起きできたので近所のデカい公園(ワチラベンチャタート)を散歩してみます。

そこでは森の中にいたのと遜色ないくらい大きなヤスデが歩いていたり、、、

アフリカマイマイが木に登っていたり、、、

フィンレイソンリスがチョロチョロと現れたり、、、

街中にある公園なのに生物層は厚いです!!

 

そして個人的にめっちゃ嬉しかったのがコレ!

枯木のてっぺんにいるのが何だか分かりますか?

 

画像を拡大してみると分かると思いますが、そこにいたのはゴールデントビヘビ!

もちろんワタシ以外のだーれも気づいてません(気にしてない…?)が、そんな視線を感じたのかしばらくしたらスルスルとどこかへ去って行きました。

さすがにピョーンと飛ぶところは見られませんでしたが、ここにいることが分かっただけで嬉しい!!!!

 

もちろんバンコクの公園と言ったらミズオオトカゲも外せません!

人間の存在を恐れていないので一定の距離までは近づけますが、なかなか触ろうとすると難しいですね…。

都会のハトに近い感覚かな??

大きい個体や中くらいの個体はたくさん見かけますが、ベビーサイズやヤングサイズは警戒心が強いのかほぼ見かけません…。

でも、こんな身近に野生のオオトカゲがいるなんて最高だよな〜。

と、タイの環境に憧れつつ今回の旅行は終了……

 

するはずだったのですが、帰りの飛行機まで時間があったから郊外の動物園に足を運んでライオンや、、、

ワニや、、、

トラと一緒に写真を撮ったり、、、

ゾウにエサをあげたり、、、

オランウータンの赤ちゃんを抱っこしたりして、、、

最後の最後まで動物まみれの旅でした!

 

さてさて次回(2024年)のタイ旅行はどんな感じになるのでしょうか…。

こんどはそちらの旅行記も更新していきますので、皆さまどうぞお楽しみにーーーーッ!!!!!!