タイ旅行記・その2 ~カオヤイ後半&パクチョン前半~

みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!

 

前回のブログから半年ちかく経過してしまいましたが、タイ旅行記の続きです!

2023年の11月に妻とその友人の同伴者としてタイへ行くことになったので、勝手にハーピング(爬虫両生類を野外探索すること)ツアーを申し込んでカオヤイ国立公園に行くことになり、午前中から色んな生きものを見ることができてハッピー♪

というのが前回までのお話。

 

いったん国立公園内のビジターセンターに戻ってランチタイムです!

ビジターセンターには小さな博物館とお土産物屋さん、ちょっと離れたところに簡単な食堂があるのでそこで食事です。

正直言ってあんまり味には期待はしていなかったのですが、なんとここがめちゃ美味い!!!

前日の夜に食べた屋台のカオマンガイも美味しかったですけれど、それにも負けてません!

しかも近くの森の中からはトッケイの鳴き声が聞こえていて「おぉ~、タイにいるな~」という実感がハンパないッス。

 

のんびり食事をしてからお土産物屋を見て回り、いよいよ午後の散策に出発です。

トレイルに入って数分、ガイドのビア氏がおもむろに双眼鏡で森の中を見ています。

「ん? 何がいるの???」と聞いたら「ホラ、やっぱりあそこにいるよ」と言うので、何の変哲もない林の中へ向かいます。

すると、ちゃんといました! 可愛らしいサイズのオオメアオハブ(Trimeresurus macrops)が!!!

英名だと”Large-eyed Pit Viper”。

たしかに他のピットバイパーに比べると眼が大きく見えるんだけど、体が小さいから相対的に眼が大きく見えるのかも知れません。

ビア氏によるとカオヤイ国立公園には3種類のアオハブが生息していて、どれも雌雄で体色に差があるんだとか。

ちなみにこの個体はオスで、淡いブルーのラインが眼の下から体側部にかけて繋がっているのが特徴です。

 

そこからもう少し歩いて行くと、林道の脇に生えている木の上にカエルがいました。

外見は日本のアカガエルっぽい感じで水辺や地表で生活するタイプにしか見えませんが、なぜか樹上にいます。

おそらくSylbirana mortenseni(もしかしたらS. nigrovittata?)という種で、見た目通りのアカガエル科です。

時期的なものなのか時間帯がそうだったのかは分かりませんが、この後も樹上で頻繁に見かけました。

 

ちなみに午前中の散策路は歩きやすく整備された道だったのに対し、午後はすこし険しい感じの山道を歩きます。

しかし世界中どこに行っても、植物に詳しくないワタシにとって森は森。

パッと見ではコレが日本の山なのかタイの山なのか分かりませんね…。

 

ここから先、しばらくは川沿いの道を歩いて行きます。

じつはインドシナウォータードラゴンがいるかもしれないポイントなので、それを探しているんです。

CITES入りしてからは入荷量が激減したインドシナウォータードラゴンですが、かつてはベトナム便で大量に入荷していた種。

ペットとしては超ポピュラー種なので簡単に見られるかと思っていたけれど、コレが探せど探せどなかなか見つからない…。

ガイド氏の行動も慎重な雰囲気なので、きっと野生個体は警戒心が強くてデリケートなんでしょう。

「ちょっと先を見て来るから、いったんココで待ってて」と言われたので、しばし森の中で周囲を見回していると、、、

「マサル! ヘビがいたよー!!!」と、戻ってきたガイド氏が手に持っているのはサンビームヘビ!

普段はポピュラー種(でもないか…)として見慣れたヘビですが、野生個体を見られると超感動!!!

思わず写真を撮りまくります。

そしてもちろんハンドリングもしちゃいます!

体格はプリプリしてて光沢もギラギラで、めっちゃ状態が良い!!!

野生の姿はこんなにも美しいのか~、と思わずニヤニヤしてしまいます。

 

そんなことをしていると、ガイドのビア氏の携帯が鳴って何やら話をしています。

どうやら他のツアー客を案内しているガイド仲間からの連絡で、インドシナウォータードラゴンを見つけたとのこと。

すぐに移動してその場所へ行ったら、いましたいました!!!

川辺にせり出した高い枝の上、地上から7~8mの高さでしょうか?

我々との距離が十分にあるのを理解しているのか、こちらを警戒しつつも慌てて逃げずにジッとしています。

しかし見事な個体です。これぞ野生の姿!!!

惚れ惚れしながら観察した後、車を停めている場所へ戻ります。

 

行きとは少し違う道を通って帰ったのですが、こんどはイロカエカロテス(で合ってると思います)の幼体を発見。

こちらが近づいて観察しても微動だにせずジッとしていますが、そうやって「動かない」ことこそが彼らの生存術なのでしょう。

やはり野生の姿からは学ぶことが多いですね。

 

もう少し歩いた先では、再度オオメアオハブに遭遇。

もちろんこの個体もガイドのビア氏が発見してくれたのですが、森の中でコレを見つける能力はマジで凄い!

写真を撮ってるワタシと比較してもらうと分かりますが、じつは結構小さいヘビだし、枯れ木のてっぺんにいるとは言えこの感じですよ!

それを10m以上離れた場所から存在に気づくなんて、本当は仕込みなんじゃないか??? と疑ってしまいます…笑

 

車に戻った頃には日が傾き始めていたので、そろそろ国立公園のゲートへ戻る方向へ走り始めます。

というのもカオヤイ国立公園は18時以降の立ち入りが禁止されているため、それまでに園外へ出なければならないのです。

ガイドのビア氏は生きものが現れそうなポイントでは車をゆっくりと走らせてくれるのですが、中途半端な時間帯ということもあって特に成果はありません…。

そんな感じに進んで行き、出口まで15分ほどの距離に近づいたところで大勢のツアーガイドたちが路肩に駐車して何かを撮影しています。

森の奥から草原地帯に現れたのは野生のアジアゾウです!!!

先頭を歩いている家族に続いて体の大きなオス、そしてその後ろに別の家族。

総勢15頭以上はいたんじゃないのかな???

望遠レンズを持っていないワタシが頑張って撮影したのがコレ↓

この写真は実際に肉眼で見た当時の雰囲気にもの凄く近いんですけれど、ゾウがこれだけ遠くにいても存在感はハンパなかったです!

パオーンって鳴いた声なんて、こっちの腹にドシーンと響く勢いでしたから、こりゃ神様と思われるのも理解できるわ…と感じました。

神秘的っていうよりかは「神」っていうオーラが凄いんです。

ゾウ使いに飼い慣らされたものや動物園にいるのとは全然違った野生のエネルギーに溢れていました。

 

アジアゾウの群れが去った頃には夕陽が空を美しく照らしておりました。

というわけで大収穫のカオヤイ国立公園を後にして、これでツアーは終了、、、じゃありません!!!

まだ夜の散策も残っているんですね~♪

 

と、その前にまずは夕飯です。

ビア氏の友人のガイド(?)が我々に夕飯を作ってくれたのですが、これまた本格的なタイ料理で激ウマ!!!

ビア氏に「ビア(Beer = ビール)飲んで良い?」と聞いたら「もちろん!」とのことで、軽く一杯やることもできて最高!

 

さて、シッカリとエネルギーチャージできたので夜の散策に向かいます。

カオヤイ国立公園は山地になっていて標高が高くなっているのに対し、周辺のパクチョンという町は急に平野部になっています。

夕飯を食べた場所から車で15分ほど移動したところにあるホテルの裏庭をライトで照らしながら歩き回ったのですが、これはもちろんビア氏がホテルのオーナーと顔見知りなのでできること。

見ず知らずの外国人がライトを持って敷地内に侵入したら、普通は通報されますからね…笑

 

まず最初に見つけたのは小さなヤモリ。

コレは最近日本でも一部のマニアに人気のシャムザラハダヤモリ(Dixonius siamensis)ですね!

いたってフツーの林床にこういう種がいると、結構テンションが上がります。

 

次に同じ場所で発見したのはMicrohyla mukhlesuriというヒメアマガエル科の一種。

このあたりには小さくて似たような外見のヒメアマガエルが他種生息しているので一見しただけでは判別は難しいですね~。

それにしても、ヤモリやカエルがこうやって簡単に見つかるのは夜の散策ならでは。

 

そして爬虫類や両生類だけでなく、夜ならではの奇蟲たちも続々と現れはじめます。

夜の散策には欠かせないアシダカグモの仲間や、、、

デカいヤスデとか、、、

立派なオオゲジとか、、、

いかにもな体型だけどオシャレなカラーリングのゴキブリとか、、、

ちょっと小さな飴玉くらいのサイズのタマヤスデとか、、、

なんとなく日本のとは雰囲気が違う感じのカタツムリとか、、、

甲羅のところがビシッと裂けたみたいになっててキモいヒラコウラベッコウガイとか、、、

皆さんお馴染みのアシヒダナメクジはもの凄い生息密度だから踏まずに歩くのは無理なくらいです。。。

奇蟲ファンは興奮するかもしれませんが、苦手な人にとってはキツいかもですね…笑

 

ハイ。

あまりにも撮れ高がありすぎなので、一旦ここらでタイ旅行記・その2は終了です。

次回は「パクチョンの後編とバンコク市内+おまけ」となりますので、どうぞそちらもお楽しみにーーーーーーッ!!!!!!!