オーストラリア旅行記・その2 ~オーストラリアズー編~

みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!

 

旅から帰ってきてどんだけ時間が経ってんの?

って感じですが、前回の旅行記は乗り継ぎの時間を利用してケアンズを探索しただけだったので、いよいよここからが本番。

ブリスベンに到着してレンタカーを調達し、モーテルでぐっすりと寝たあとは車で1時間ほど北上したところにある動物園、Australlia Zooへ向かいます。

以前このブログでオーストラリアへ行く前にも紹介しましたが、この動物園はクロコダイルハンターこと故スティーヴ・アーウィン氏が設立したもので、現在では彼の家族が経営しているんですよ。

こりゃ爬虫類ファンにとっては聖地みたいなものなので巡礼しなきゃいけないところなんですけれど、、、いかんせん交通の便は悪いッス。

我々は今回、元アルバイトのスタッフがサンシャインコーストに留学をしているから会いに行ってみよう! という理由があったからここまで来ましたが、なかなか日本からオーストラリアまで来て、この動物園を見るために1日時間を割く人も少ないでしょう…。

ということでひょんな偶然が重なって行くことになった動物園なんですが、スタンド使いが引かれ合うような運命を感じましたね。

 

まずはブリスベンからレンタカーで出発したわけですが、目的地のAustralia Zooまでは約1時間半のドライブ。

せっかくなので、とりあえず地元のスーパーマーケットで朝ご飯を買ってから出発しましょう!

オーストラリアらしい朝食ということで、ミートパイを選びました!

コレね、ややしっとりとしてるけどサクサク感もあるパイ生地のなかに、麻婆豆腐の豆腐抜きみたいな肉あんかけっぽいけど肉はゴロゴロしたものが入ってます。

ボリューム感は想像の3倍くらいはあって、これひとつで結構お腹いっぱい。

で、肝心の味ですが、見た目のイマイチ感に反して激ウマ!!!

中身がチキンとマッシュルームでクリーム味だったりするバージョンもあって、もうちょっとサイズが小さかったら日本でも流行りそうな感じッス。

ちなみにコレを買ったスーパーはWoolworths(ネイティブっぽく発音すると「ウルワース」)というところで、オーストラリアではこことColes(コールズ)っていう2大チェーンが幅を利かせてます。

 

そんなわけで小腹を満たしてからレンタカーを走らせます。

どうやらオーストラリアは制限速度をちょっとでもオーバーすると罰金が来るらしく、みんな制限速度ピッタリです。

走ってても気持ちが良いですね~!

で、いよいよ到着しました!!!

駐車場の入り口ではスティーヴのデッカい看板と家族の写真パネル(これもデカい)がお出迎えです。

2006年にスティーヴはアカエイに刺されてこの世を去りましたが、ここに彼の魂は残っています!

アニマルプラネットで番組を見ていた頃のことを思い出しますね~。

入場するとすぐにファミリーの銅像が!

日本をはじめ世界中で知名度の高いスティーヴですが、本国オーストラリアではまさに英雄!!!

どれくらいかっていうと、感覚としてはAC/DCとかジョージ・ミラーに肩を並べるレベルだと思います。

そんな英雄の故郷に来ることができて嬉しい!!!!!!!!!!!

 

で、入場するとすぐに我々をお出迎えしてくれたのがコレ。

言わずとしれたトカゲの帝王、コモドドラゴン(Varanus komodoensis)です!!!

ノシノシと歩いてからのドシーンと腰を下ろしてバスキングする感じがたまらん!

うぉーーーッ! 触りてぇ~~~ッ!!!

 

その隣の飼育場では、カニンガムイワトカゲ(Egernia cunninghami)がバスキングしています。

ってか、カニンガムってこんなに真っ黒だったっけ?

直射日光を浴びて黒くなってんのか、それともメラニスティック品種なのか???

しかし立派なサイズのカニンガムも、これだけデカい飼育場で展示されるとこじんまりしてますね…。

 

爬虫類だけじゃなく、オーストラリアならではの哺乳類も展示されています。

カモノハシと同じく卵を産んで母乳で育児する不思議な哺乳類、ハリモグラ(Tachyglossus aculeatus)ですね。

もちろんハリネズミとは全然違う動物ですし、モグラとも近しくありません。

強い力でアリ塚や朽木をバキバキと壊して、そこに潜んでいるアリやシロアリを舐め取るように食べる動物なんですよ~。

 

もちろんオーストラリアならではの毒ヘビコーナーも充実してますよ!

イースタンブラウンスネーク(Pseudonaja textilis)とか、

オーストラリアでもトップレベルに毒性が強くて毒量も多いタイガースネーク(Notechis scutatus)とか、

落ち葉に巧みに隠れるデスアダー(Acanthophis antarcticus)とか、

危険度はそれほどないけれど、デカくてカッコいいレッドベリードブラックスネーク(Pseudechis porphyriacus)などなど!

オーストラリア産のコブラ科が大集合!!!

なかでもデスアダーとレッドベリードブラックスネークは、このあとに向かうフィールドでの目撃例もある種なので、事前にこうやって姿を見て気持ちを高めておきます。

野生の姿を見ることができるかな!?

 

なんて興奮しながら園内を歩いていると、展示柵内じゃなくその辺の歩道へ普通にチョロチョロと出てくるのがコレ。

なんと、みんな大好きヒガシウォータードラゴン(Intellagama lesueurii)がいるじゃあないですか!

しかもめっちゃ近づいても逃げないし、超フォトジェニックだし超状態良さそう!!!

 

なんじゃココは! パラダイスか???

と興奮していたので、もうカンガルーとかはどーでもイイぜ!

なんて思っていたんですが、カンガルーが放し飼いになっているエリアでは、、、

気持ちよさそうにくつろいでいるカンガルーに呼ばれた気がしたので、ちょっと休憩。

 

その後、コアラもどーでもイイぜ! と思ってたんですが、あまりにも近い距離感で展示されているのでじっくり観察しちゃいます。

ぐでーーーーっ

すーーーん、、、って感じで休んでる姿を見ると、「あ~、オレももっとのんびり生きよう」と思えてきます。

 

そんなコアラスポットでもやっぱりヒガシウォータードラゴンがチョロチョロと出てくるので、オージーキッズと一緒に観察!

いやマジで全然逃げないんですよ。

逃げなさ過ぎて踏んづけそうなくらい…。

 

とりあえず園の奥まで行ってみようと歩きます。

すると途中にはさりげなくホウシャガメ(Astrochelys radiata)がおりました。

コレって、我々のような日本のマニアにとっては「あぁ、ホウシャか…」となるところですけれど、じつはオーストラリアの爬虫類ファンにとってはアツいんじゃね?

などと考えたりしながらズンズンと先へ進んでいきます。

 

それにしても広い!

どれくらいかっていうと、東京ディズニーランドの約6倍の敷地面積!!!

とは言え動物の飼育スペースが広大に取られているので人間が歩く部分はそこまでではないんですが、それでも広い!!!!!

デカいはずのミナミシロサイ(Ceratotherium s. simum)がジオラマの中に置いてあるフィギュアみたいに見えます…。

ちなみにワタクシはサイに乗ってみたいという夢があり、いつかはチャレンジしてみたいと思ってるんですが、、、

気分だけは味わえました!!!

でもコレ、ワタシと息子でサイを仕留めた後みたいに見えますね…笑

 

そんなこんなで園内を堪能していると、みんながゾロゾロと同じ方向に動き始めました。

そう、この動物園では毎日決まった時間にすげぇ動物ショーをやってるんです!

これからオーストラリア動物園へ行くかもしれない人のために、あんまりショーの様子については触れずにおきますね。

でも、ここのショーはとにかく鳥の調教レベルがハンパないので、動物園関係者とか鳥好きには絶対オススメです!

軽快なジョーク混じりのトークも素晴らしいし、随所の演出もさすがって感じでした!!!

 

でもこれは爬虫類のブログだから、ショーのクライマックスであるワニの餌付けだけはチョビっと紹介させて~♪

爬虫類飼育者としては、ひとつめのエサをワニが落としたところでヒヤッとしますが、とにかくこの距離感での給餌はスゴい!

 

と、大興奮の動物ショーを見終わったあと、ゆっくりとワニの展示を見に行きます。

ん、、、アレ?

イリエワニの目の前にヒガシウォータードラゴンがいるし!!!

でもコレ、お互いになんも気にしてないんですよね~。

危機一髪のシーンに見えるけど、別になんてことない日常の光景だったようです。

 

ワニの次はカメの池へ。

あーーーっ!!!

これはケアンズで妻が発見した途端に逃げられちゃったクレフトマゲクビガメ(Emydura macquarii krefftii)じゃないか!

妻に「コレでしょ? ケアンズで見たのコレでしょ???」と問い詰めると、「うん、コレっぽい!」とのこと。

やっぱり飼育個体と違って野生個体はこんな風にのんびりと人前で泳いだりしてくれないんスね…。

 

同じ池にはナガクビマニアなら大喜びのエキスパンサことコウヒロナガクビガメ(Chelodina expansa)がのびのびと日光浴をしています。

えーーー! エキスパンサってこんなにガッツリとバスキングするんだ~!!!

野生個体の姿や生息環境を見るのも勉強になりますが、こういう飼育個体の様子を見るのも勉強になります!

 

ほかにもさりげないところにさりげなくヒガシアオジタトカゲ(Tiliqua s. scincoides)が展示されていたり。。。

それにしてもこのヒガシ、やけに白っぽいですよね!

それに目の後ろにも黒い模様が入らないし…。

もしかしたらサンシャインコースト周辺ではこういうタイプの個体が一般的なのかな???

なんにせよ興味深い!

 

こんな感じでグルーッと1周してみましたが、写真以外にもとてつもない量の動物を見ることができます。

しかもそのすべてがのびのびと暮らしている感じが伝わってくるし、園内のスタッフも楽しそうで最高です!

もしもブリスベンへ行く機会があるならば、1日はこのオーストラリアズーで過ごしてみるのをオススメします!!!

爬虫類ファンじゃなくても十分に楽しめる動物園ですが、爬虫類ファンならスーパーウルトラ楽しめるはずですよ~♪

 

そんな感じに大満足で動物園を出ようとしたら、ヒガシウォータードラゴンが給水栓の上でバスキングしながらこっちに向かって「またな!」と言ってくれてるようでした。

自分が生きてるうちにもう1回来られるかどうかは分かりませんが、素晴らしき聖地巡礼でしたよ。

 

さて、翌日からはサンシャインコーストを起点に周辺地域を散策するつもりなので、3日間滞在する予定のアパートメントホテルへ向かいます。

今回ワタシがセレクトしたのはm1 Resortというところ。

サンシャインコーストでは比較的繁華しているMaroochydore(グーグルマップではマルチードアと表記されますが、現地の人は「マルチドー」と発音してました)という町にあります。

 

でね、ここが最高だったんですよ!!!

我々が泊まった部屋には広々としたLDKがででーんとあって(到着早々くつろいでいる家族が写っていますが…)、

オシャレなキッチンも自由に使えます。

IHコンロや電子レンジ、でっかい冷蔵庫や食洗器にオーブンまで装備されているし、食器もいっぱいあります!

この広々したLDK以外にキングサイズのダブルベッドが置いてある寝室が2つと、2階部分(メゾネットタイプ)にはシングルベッドが2つ。

シャワールームが2つとジャグジー付きのバスタブが1つあって、2階のバルコニーではバーベキューもできるようになっています。

洗濯機も乾燥機も掃除道具も全部揃ってるし、ホテル内にはプールもジムもあります。

アパートメントホテルなので毎日のベッドメイキングや室内清掃は入りませんが、それもまたプライベート感があってイイんですよ!!!

 

そして素晴らしいことにホテルの駐車場が隣にあるショッピングモールと直結していて、モール内にあるWoolworthで美味しい食材やお酒をすぐに調達できるのです♪

ちょっと歩けばKmartがあるので洋服も買えるし、ビーチも歩いてすぐです。(結局ビーチには行かなかったけど…笑)

というわけで夜はWoolworthで買ってきた食材をバルコニーのダイニングテーブルに並べ、リバーサイドの夜景を見ながら晩餐です!!!

いや~!!! ココ、ホントにすごく良いアパートメントホテルだったので、超オススメです。

フロントで対応してくれたカトリーヌおばあちゃんも超良い人だったし、サンシャインコーストへ行く機会があれば是非!!

公式サイトの方が綺麗な写真もいっぱい載ってるのでリンクも置いときますね♪

あ、別にワタシは宣伝してくれとか何も頼まれてませんよ!

でもそれくらい良いところだったんスよ~。

 

 

ハイ。

またしても長々とお付き合いいただきありがとうございました!

いよいよ次からはサンシャインコースト周辺のワイルド探索編~ブリスベン編となりますが、旅行記の更新はいつになるのか!?

トウレプが終わってドイツへ行く前には、また少しでもアップしたいと思ってますのでお楽しみにーーーッ!!!!!!!!!