オーストラリア旅行記・その1 ~ケアンズ編~

みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!

 

戻ってきてから少し時間が経っちゃいましたけど、無事にオーストラリアから戻りました!

おかげさまでガッツリと1週間もお休みをいただいいたのでスーパーリフレッシュできました♪

店頭では何人かのお客様に土産話をしましたが、せっかくなんでブログで記録に残しておきましょう。

レプファン20号にもチラッと旅行記が載る予定ですが、そこには書ききれない詳細はコチラで!!!

 

今回は成田空港を夜に出発する飛行機に乗って、約7時間30分。

まずはオーストラリア北東部に位置する観光地ケアンズに到着しました。

まだ日が昇っていない早朝なのですが、入国審査を済ませたり大きな荷物をコインロッカーに入れたりしていたら日の出です。

そして、それまではスカッと晴れていたのに突然の豪雨…。

さすがは熱帯地方の雨季だなぁ~。

なんて先が思いやられたんですが、すぐに雨が止みます。

っていうか、ザーッと降ってピカーッと晴れるのを繰り返す感じですね。

 

で、目的地であるブリスベン行きの飛行機まで6時間ほど空くので、せっかくだから空港周辺で散策できそうなところへ行こう!

ということで我々が最初に向かったのはFlecker Botanic Gardensという植物園です。

ここにはRainforest Boardwalkというトレイル(散歩道)があるはずなので、軽くそこを攻めるぞ!

と、その前に、お腹が減ったから朝ごはんを食べましょう。

オージーは基本的に早寝早起きなので、カフェがオープンするのも朝6時か7時頃なんです。

タクシーの運転手さんに教えてもらった、植物園近くにあるオススメのカフェOzmosis Cafeでオシャレなモンを食いました。

これくらいしっかりとしたボリュームの料理をガシガシと食ってから、また少し歩いて植物園に戻ります。

Rainforest Boardwalkの入り口に辿り着くまでに、さっそく綺麗なカメムシの幼虫を発見!

これはおそらくオーストラリア北東部とニューギニア島に生息するAgapophyta bipunctataという種ですね。

そしてBoardwalkの入り口ではツムギアリがお出迎え!

こちらはインドから東南アジア、オーストラリア北部にまで広く分布する種で、グリーンの腹部が美しいです。

そんな感じで、いよいよBoardwalkに入って森の散策を始めます。

トレイルに一歩足を踏み入れると、そこにはいきなり絵に描いたような熱帯雨林が広がっています。

ね、めちゃめちゃ色んな生物がいる雰囲気でしょ?

でも、ここにはしっかりと整備された遊歩道が床上1メートルくらいのところに設置されているので、地元の人たちがめっちゃジョギングとか散歩をしてます。

そして時期的なものかも知れませんが、すっげー勢いで蚊が寄ってきます…。

ワタシは人一倍蚊に刺されやすいので、妻と息子の代わりにブスブスとやられました。

肌が露出している部分(手とか耳とか後頭部とか顔とか…)はボコボコです。

ちなみに植物園のおみやげ物屋さんで虫除けスプレーが売ってるので、もしここに行くなら先にそれを購入することをオススメします!

まぁ、蚊の襲撃は無視してトレイルを歩き始めて10分ほど経過した段階で初の爬虫類と遭遇しまし、、、た?

というのも、足元を流れる小川にカメがいたらしいのですが、その姿を見ることができたのは妻だけ。。。

「あ!カメ!!!」という声に反応してワタシと息子が下を覗き込んだ時には、すでにカメは落ち葉と泥の陰に隠れてしまいました。

ちなみにそのカメがいた場所はこんな感じ↓

妻の目撃情報と、そのエリアに生息しているカメの情報を統合して推測すると、おそらくクレフトマゲクビガメ(Emydura macquarii krefftii)だったようです。

チラッとでも姿をみることができず残念!!!

ほかにも、雨が降ったり止んだりしていたのもあってカエルの鳴き声がそこかしこから聞こえるのですが、やはり姿は確認できず…。

そんな感じでちょっと開けたところに出ると、ちょっと小ぶりな七面鳥みたいなのがウロウロしています。

これはヤブツカツクリ(Alectura lathami)というオーストラリア固有種で、森の中だろうが住宅街だろうがどこにでもいます。

植物園のおみやげ物屋のお姉さんに「あの鳥は美味しいの?」と聞いたら爆笑されました。

なんでも「オーストラリアでは保護されているから、誰も食べたりはしないわよ~笑」とのことです。

その開けたところの先には、海水と淡水が混じる汽水域の川が流れています。

ここは空港からタクシーで10~15分の距離ですが、イリエワニが現れることもあるようで警告の看板が立ててあります。

その内容によると「1週間以内にここでイリエワニの目撃情報があるから気をつけて!」とのこと。

思わずワニいないかなぁ~???なんて見まわしてしまいますが、実際にはやっぱりちょっと怖いッスね。。。

警戒しながら先に進んで行くと、汽水域ならではの魚であるトビハゼの姿を見ることができました!

これはパグヘッドマッドスキッパー(Periophthalmodon freycineti)という魚で、フィリピンからオーストラリアにかけて生息する大型のトビハゼです。

上の動画の個体も全長25㎝~30㎝以上はあったように見えました。

コレはめちゃめちゃ可愛いッスね!!!

可愛いんだけど晴れたら灼熱、雨なら土砂降りの繰り返しにメゲて森へ戻ります。

が、ここでやっとワタシ的な初爬虫類!

水辺の遠いところに細身のヘビがいるではないですか!!!

ズームで拡大しているから画質が悪くなっちゃってますが、黄色い葉っぱの上に茶色いヘビがいるでしょ?

コレはおそらくコモンキールバック(Tropidonophis m. mairii)という半水棲種で、カエルや魚を食べて暮らしています。

オーストラリアだけでなくニューギニア島にも生息する種です。

さらに道を引き返していくと、雨水が溜まった林床にオオウナギが現れました!

水面の反射で見えづらいかと思いますが、分かりますか?

これはスペックルドロングフィンイール(Anguilla reinhardtii)という種で、ニューギニア島からオーストラリアだけでなくニューカレドニアにも生息します。

沖縄にいるオオウナギとよく似ていますが別種なんですね~。

この個体で全長1メートルくらいあるんですよ!

続々と生き物を発見できて楽しいなぁ~♪ となりながら、来たときとは別のルートに行ってみると小さなカエルが地面をピョコピョコ。

出ました、コレはオオヒキガエル(Rhinella marina)ですね…。

日本では特定外来生物に指定されておりますが、北米~南米原産のカエルが遥か遠方のオーストラリアにも帰化しています。

どうやら1935年に害虫駆除を目的として移入されたのが発端らしく、いまではかなりの数がはびこっているようです。

これまた水面の反射で見えづらいですけれど、植物園内の池にはこうやってオオヒキガエルのオタマジャクシが大量発生しています。

やはり異国の地で大繁殖できる生き物には、こうやって逞しく生きていく力がありますよね~。

そんなこんなである程度満足したのでタクシーを呼んで空港に戻ろうとしたら、植え込みのなかにカブトムシ発見!

ワタシには日本のカブトムシと同じようにしか見えませんでしたが、じつはオーストラリアの固有種。

オーストラリアンライノセラスビートル(Xylotrupes australicus)というヒメカブトの一種です。

 

そんな感じで、飛行機の乗り継ぎ時間を利用した散策にしてはいろいろな生きものを見ることができたんじゃない?

とびしょ濡れになりながらも満足できたので空港に戻ります。

 

でもね、、、本当は今回散策したこの場所、じつは他にも見ることができるんじゃないかと狙っていた生きものがいるんです!

たとえば

 

・オーストラリアヤブニシキヘビ(Simalia kinghorni

・ジャングルカーペットパイソン(Morelia spilota cheynei

・レースモニター(Varanus varius

・ボイドモリドラゴン(Lophosaurus boydii

・イエアメガエル(Ranoidea caerulea

・ハリモグラ(Tachyglossus aculeatus

 

などのスター選手も目撃例がある場所なんですよね~。

ケアンズ空港周辺で時間をつぶすエリアとしては最高だと思いませんか?

とは言え、夜中のフライトで熟睡できなかったままの散策なので疲れましたが…。

 

その後はまた飛行機に乗ってブリスベンまで数時間。

そこでレンタカーに乗り込んでモーテルへ向かいます。

すでにヘトヘトでしたが、せっかくなので夕飯はオーストラリアっぽいものを、、、

モーテルの近くにあるイタリア料理屋でピザ(右)とサラダ(中)とシュニッツェル(左)を食べます♪

このシュニッツェルってのは肉を叩いて薄くして衣をつけて揚げたもので、オーストラリアでは人気料理らしいッス。

味は見たまんまですが、サクサクと柔らかくて食べやすくてウマい!

 

 

ハイ。

長々とお付き合いいただきありがとうございました!

また新入荷ブログの合間を縫って旅行記の続編・サンシャインコースト~ブリスベン編もアップしていきますのでお楽しみにーーーッ!!!!!!!

 

※このブログの続編はコチラからどうぞ!