マイ・ハウス・ルール

みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!

 

ワタシは幼少期、高田馬場と新大久保の間にある戸山公園のすぐそばに住んでいて戸山幼稚園、戸山小学校、戸山中学校、戸山高校という戸山ずくしの学生時代を送っていたのですが、最近ではそちらの方へ足を運ぶこともめっきりなくなりました。。。

もう30年も前の話になりますが、諏訪通りと明治通りの交差点にあったラーメン屋「えぞ菊」とカレー屋「夢民」が好きで、高田馬場駅戸山口付近の雀荘や随所にあったゲーセンで遊びまくる毎日を送っていたのを思い出します。

その当時は高田馬場駅前の富士銀行(現みずほ)に行くと頻繁に楳図かずお氏を見かけましたが、やっぱりモジャモジャ頭にボーダーシャツでしたよ。

ところでワタシは個人的に、楳図氏の後期作品「14歳」は狂気が爆発していて最高のマンガだと思っています!

その当時は大久保通りがペットショップの激戦区で、明治通り近くにある「ZOO」で小学生の頃にスナボアの捕食シーンを見せてもらったのがきっかけでスナボア好きになり、その結果ヘビ好きになったという思い出がありますし、もうちょっと新大久保駅に寄ったところにある熱帯魚店「円満屋」がまだ半分せともの屋だった頃に店内にいたデカいベルツノガエルがカッコ良くて、その姿に憧れていたので今でもツノガエルは大好きです。

この両店はいまだに同じ場所で健在ということを知ったので、近いうちに遊びに行って原点回帰します!

それだけでなく、大久保通りを中野方面に下って行って少し裏手の方に入ると伝説のショップ「アクアポイント」があったので、そこにもよく熱帯魚を見に行ってました。

もちろん大久保通り沿いに移転して爬虫類専門店になってからも、チャリで頻繁に通って活マウスを買っていたのを思い出します…。

 

新宿の中心部へ映画を見に行くのもやっぱりチャリです。

歌舞伎町のコマ劇場か伊勢丹前のどちらかに行くことが多かったですね。

で、やっぱりその後は伊勢丹の屋上に行って熱帯魚や川魚を見て帰るという感じでした。

 

ところで伊勢丹と言えば、ピンクのカツラにタイガーマスクのお面を被り、演歌を爆音のラジカセで鳴らしながら店内を闊歩するおじさんがおりました。

この人ですね。

新聞配達員をやっている方で、この格好のまま新聞を配っておりました。

そして我が家ではこの人のことを「伊勢丹マン」と呼んでいました。

だからずーっと伊勢丹マンは伊勢丹マンという名で世間一般に認識されているものだと思い込んでいたのですが、この人を追ったドキュメント映画が最近できたらしく、それによると正式には「新宿タイガー」という名だそうです。

へぇ~、知らんかった。

じゃ伊勢丹マンってのは我が家だけの特別な呼び名だったのね…。

 

地元特有の呼び名と言えば、戸山公園周辺に住む子供たちの間ではホームレスの方々のことを「ケラチョ」と呼んでいました。

山手線の線路沿いには「ケラチョ村」と呼ばれるエリアがあり、そこに住んでいる「バルゴン」と名づけられたホームレスのおじさんが下校途中の小学生に襲い掛かるという噂が流れた記憶があります。

いや、噂じゃなくワタシは変な木の板を振り回すバルゴンに追いかけられたことがあったな…。

で、この「ケラチョ」という名称が大学以降の戸山エリアを離れた人生においてまったく通じないんです。

浮浪者、ルンペン、乞食、、、今では完全に差別用語として使えないワードですが、それらは通じる。

でもケラチョは通じない。。。

だからこれも戸山エリア限定の方言みたいなものかと思っていたんですが、調べてみたらどうやら横浜の一部地域でも使われていたみたいです。

語源は「虫けらっちょ」だそうで、横浜エリアの若者が「ケラチョ狩り」と称してホームレスを襲撃して殺すという事件もあったそうで…。

こちらは語源が分かってみて、そして自分が大人になってみると本当に申し訳ない気持ちになる呼称でした。

彼らはケラチョではなく、人間ですからね。ごめんなさい!

 

最後に最大の疑問がひとつ。

お風呂とかプールで指先がふやけてシワシワになる現象があるじゃないですか。

そのシワシワのことを我が家では「吉四六(きっちょむ)さん」と呼んでいたんです。

なのでワタシは指がふやけた時には「あ~吉四六さんになってるや」とか「指が吉四六さんだと…」なんていう使い方をするのが当たり前だと思ってました。

でもね、コレばっかりはマジで我が家だけのローカル方言だったみたいで、どんだけ調べても指のふやけを吉四六さんと呼ぶ文化はありませんね。

じゃあ誰が言い出したのか…?

どういった語源だったのか…??

すべては謎のままです。。。

むしろ指のふやけを指し示す言葉は存在しないんだから、吉四六さんを全国的に普及させるべきなのでは???

なんて思っちゃいますけどね!

 

ハイ

長々と思い出話をしてしまいましたが、本題の新入荷生体もちゃんとご紹介しときますよ!!!!!

 

その1
エリオットカメレオン♀
Trioceros ellioti

ペットとして人気の高いカメレオンですが、じつはパンサーとエボシ以外はCB化がほとんど進んでいないのが現状。

特にアフリカ系の小型~中型種では長期飼育例ですら珍しいのに、今回入荷したのはなんと国内CBのしかも国内F2(CBから産まれたCB)!!!

こりゃ、日本の飼育技術も諸外国に負けないレベルまで来たんじゃないの!?と思わせてくれるような1匹です。

産まれてすぐはショウジョウバエしか食べられないサイズですが、SSコオロギを食べられるようになった安心個体!

 

 

その2
マラカイトハリトカゲ?
Sceloporus malachiticus?

今年の2月に「マラカイトハリトカゲ」として入荷した個体が持ち腹で、そこから産まれた国内CH(胎生種だから厳密にはCBですが、わかりづらいからね)です!

そして種名に「?」を付けている理由ですが、マラカイトハリトカゲっていう名前で入荷するハリトカゲって、便によって種類が違くない???

という疑問を持っているからです。種同定が間違っているのか、それとも種内に隠蔽種がまだまだいるのか…?

ハリトカゲはあまりにもグループが巨大過ぎるので、よく分からんです!

 

 

その3
フェルナンデススキンク
Mochlus fernandi

当店ではお馴染みのフェルナンデススキンク国内CB!

まだ尻尾に薄っすらと青みが残るヤングサイズと、、、

雌雄が判明しているヤングアダルトサイズが入荷しております!

今では入手超困難なタンザニア産の個体群が原資となっており、そのなかから赤みの強いものを選別して殖やしているところがスゴい!!!

 

 

その4
トウブクビワトカゲ “ブルー(テキサス)”
Crotaphytus c. collaris

米国からWC個体の流通が激減したクビワトカゲですが、ヨーロッパからCB個体がチラホラと流通します。高価ですが…。

今回入荷したのは、雑誌レプファンにて星さんが執筆しているコーナーにて飼育中の個体と同じブリーダーから来たもの。

オスもメスも成長すると美しいスカイブルーが全身に発色するのが特徴です!

 

 

その5
クビワトカゲ “ニューメキシコ”
Crotaphytus collaris “New Mexico”

コレは凄い!素晴らしいことに国内CBなんですよ!!!

上の”ブルー”(テキサス産)と比べてみると、背部に入る模様や尾の長さなど色んな部分が違っていることが分かると思います。

現在、5亜種に分類されているクビワトカゲのなかのどれとも違った特徴を持つため海外ブリーダーのなかでは亜種扱いをせずに地域個体群として認識しているようで、確かに成体になったときのカラーリングをググってみると色んなパターンがあるようですが、どれも過去に流通したものとは雰囲気が違いますね。

どちらにせよ「ニューメキシコ」というロカリティ付きで国内流通するクビワトカゲは恐らく初めて。

国外での流通相場を基に算出しましたが、クビワでこの値段!?と驚かれるような価格設定になっておりますので覚悟して下さい…

 

 

その6
カメレオンモリドラゴン
Gonocephalus chamaeleontinus

前回入荷した個体があっという間に売り切れてしまったので、調子に乗って再入荷!

クセが強くて飼いにくそうなイメージのあるモリドラゴンですが、本種はなかでもトップレベルに飼育しやすいと思ってます。

初期の立ち上げさえしっかりされていれば、樹上性アガマの入門に持ってこいじゃない?

 

 

その7
アグリコラクチサケヤモリ♂
Eurydactylodes agricolae

まったりゆったりのんびりとした動作が可愛らしいニューカレドニアの至宝。

鱗の質感や手触りがなんとなくカメレオンモドキっぽくて個人的には大好き!

オス個体はかなり長寿ですが、産卵しはじめたメスは意外と短命に終わることが多いのでブリーダー泣かせですが…。

 

 

その8
カータートゲオヤモリ
Pristurus carteri

ちょっと小さめですが、ほぼメス確定だろうというサイズ。

店頭でずっと売れ残っているオスと同じ血統なので、脇腹には赤い模様が入る方なんですがメスだからかちょっと地味。

とはいえ、これでようやくペアが揃ったので繁殖を狙ってみたい方は是非!!

 

 

その9
マツカサヤモリ
Hemidactylus imbricatus

人気の地表性小型ヤモリ。

多頭飼育が可能なので、ごちゃごちゃっとケージ内で同居させることができるのも魅力です。

※複数匹入荷したのですが、あっという間にSOLDOUTに・・・。

 

 

その10
エロークホソユビヤモリ
Cyrtodactylus elok

飼い込まれて完全に仕上がって、動きも素早くなり性格も荒くなっております!

エロークって、こんなトッケイみたいに威嚇してきたっけ???

ピンセットからの給餌にも完全に慣れている安心個体です!!!荒いけど…。

 

 

その11
イビティササクレヤモリ
Paroedura ibityensis

先日のマダガスカル便で入荷したものではなく、国内CB個体です!

ソメワケに比べると動きも若干早くて、壁チョロするパワーも結構あります。

1ペアのみの入荷ですがペア販売限定とさせていただきます。

 

 

その12
シュトゥンプフササクレヤモリ
Paroedura stumpffi

スレンダーで全身のトゲトゲっぽさがカッコいい!

こちらも先日のマダガスカル便で入荷したものでありません。

※1ペアのみの入荷でしたが、ソッコーでSOLDOUTに…。

 

 

その13
ヒョウモントカゲモドキ
Eublepharis macularius

最近も安定の人気を誇るレオパですが、なかでも特に人気のマックスノーとスーパーマックスノーが来てます!

ワタシが見ても「オッ!」と思うようなレオパは店頭でもすぐに売れていきますが、実は店頭在庫が順次入れ替わっておりますので気になる人は気にして見てください!!

 

 

その14
タイリクシュウダ “het. T-アルビノ & T+アルビノ”
Elaphe c. carinata

最近はワイルドのシュウダが入荷する機会もめっきり減りましたが、ここにきて国内CBベビーがペアで入荷しております!!!

しかもコレが驚くべきことにT+アルビノとT-アルビノのダブルヘテロ。

T+とT-がコンボになるとどうなるの???という点も気になりますが、とにかく色んな意味でスゴい!

そしてCB個体だからなのか、シュウダなのに咬んでこない(今のところ)のも嬉しいポイントですね!!!

 

 

その15
マダラファイアサラマンダー
Salamandra s. salamandra

毎年シーズンが来るとドバッとまとまった数が入荷するマダラファイア。

黄色い模様が綺麗に入っている個体と、出産を控えた持ち腹っぽい個体をセレクトしてきました!

 

 

その16
バルバドスオオウデムシ
Phrynus barbadensis

これまたスゴいことに国内CBのウデムシ!!!

まだSコオロギだと大きすぎるのでショウジョウバエを与えております…笑

もう1回脱皮すればエサもだいぶ楽になると思いますが、ここから大きく育ててみるのも楽しそうですね~

 

 

その17
ヤエヤマサソリ
Liocheles australasiae

国内に生息するサソリ2種のうち、マダラサソリの方は融通が利かない理由で外来生物法に引っ掛かって飼育できなくなりましたが、こちらはコガネサソリ科だからOK。

単為生殖をすることが知られており、単独で飼育していてもある日突然ベビーが産まれるということもあります。

現在はメチャクチャ小さいサイズですが、SSサイズのコオロギを食べられるので安心ですね!

 

 

その18
ゲンゴロウ(幼虫)
Cybister chinensis

いわゆるホンゲンゴロウです。

近所に住んでいる虫キッズ(ガチ)が、水温と日照時間をコントロールして季節外れの幼虫を殖やしました。

まだ3~3.5㎝くらいのサイズですが、エサ用のメダカをアグレッシブに襲ってチューチュー吸ってます!

終齢幼虫は8㎝くらいの迫力ある大きさに育ちますが、上陸させるプロセスが非常に難しい昆虫なのはマニアならご存知でしょう。

でもチャレンジ系の昆虫にはロマンがたっぷりと詰まっておりますぞ!!!

 

 

以上。

それでは次回のマッドドッグブログもお楽しみにーーーッ!!!!!!!!!!!!