みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!
気づけばいつの間にか8月も終盤戦。
9月に入るとまた忙しくなりそうなんだけど、休める時にはしっかりと心を休めておかなきゃね…。
というわけで、また久々に映画館へ行ってきました。
今回はちょっとイイ話っぽいフランス映画「ファヒム パリが見た奇跡」です!
バングラデシュからフランスにやってきた難民の子が、チェスの大会でフランス王者を目指すという実話に基づく物語。
いや〜、予想以上に良かったわ!
もちろんワタシは泣いたわ!!
家族愛だけでなく師匠と弟子の間にあるツンデレな深い愛情が上手に描かれていて、オッサンなら確実にジーーンときてしまう映画ですよ。
メインテーマでもある難民問題をフランスの大俳優であるジェラール・ドパルデューが演じているところも面白いよね。
なんつったって彼はフランスの高い税金を払うのが嫌でロシア国籍を取得したことで有名なので、人の立場によって「国籍」というものの価値も違うんだよなぁ…というテーマも隠されているのか?なんて深読みしながら鑑賞するのも楽しいですよ〜♪
いやぁ、映画って本当にイイもんですね〜!
さよなら、さよなら、さよなら。。。
じゃなくって!
今回はちょっと面白いのが来てるので、本題の新入荷情報イッとくぜ!!!!!!
その1
シャベルカワリアガマ
Xenagama batillifera
ゼノガマと言えばテイラーが有名ですが、実はゼノガマ属には4種が存在します。
で、流通するのはテイラーがほとんどで時々バティリフェラ、それ以外の2種は幻レベルで入荷しません。
とはいえシャベルカワリアガマことバティリフェラもここ数年は全く見かけなかったので、ワタシ的に今回の入荷は激アツ!!!
なお、上の画像2枚はメス。
そしてこの下の画像2枚がオスとなっております。
撮影していたらどんどんテンションが上がってきて喉元が真っ青になりましたが、普段はメスと変わらないくらい地味なカラーリングです。
しかし繁殖期にオスが発情した時に発色するブルーはこの青さに金属光沢が加わり、とんでもなく美しくなります。
いつでも見られるわけではないので、それを見るチャンスがあるのはやっぱり飼育者の特権!
その2
ブラベルス・ギガンテウス “平坂ホワイトウイング”
Blaberus giganteus
通常でも透明感の強い羽を持つギガンテウスですが、この個体は何かが違う。。。
脱皮直後じゃなくて羽化後1ヶ月くらい経っているにもかかわらずコレ!
胸部の黒いマークが薄れちゃって、ダースベイダーみたいな顔が浮き出てるよ!!!
ホワイトアイではないのでアルビノというわけではなく、ある種のハイポメラニスティックもしくはリューシスティックなのでしょうが、クラニファーの“ブラックウイング”ってのがいるからそれに対抗して“ホワイトウイング”でいかがでしょう?
過去に同じような個体が存在したようですが、残念ながら固定はされておりません。
おそらく現状ではコレ1匹しかいないのでは?というレベルなので、オリジネーターの名前をアタマに付けて“平坂ホワイトウイング”でいきましょう!笑
え?平坂って誰だよ、って???
頭にオニヒトデ乗っけてドヤ顔してるコノ人ですよ、コノ人↓↓↓
かつてマダラコウラナメクジがきっかけで知り合ってからずっと仲良くしていただいている生物ライターの異端児、平坂寛さんですよ!!!
ネット上には彼が書いた面白い記事がいっぱいあるので、読んだことがない人はぜひ「平坂寛」で検索してみてください。
特にバラムツとかデンキウナギの記事が狂ってて面白いですよ!
なんでも彼のところで飼育しているギガンテウスにこういう変異個体が現れたそうなのですが、その固定化にあたって是非という依頼を受けてガラパゴスに回ってきたのです。
この見事な透明感を見よ!!
腹部や脚部も黒色色素が減退(消失?)しているのがお分かりだろうか?
通常個体だと、、、
これくらい黒いもんね。
というわけで当店に回ってきた“平坂ホワイトウイング“ですが、もちろんワタシもこんな希少個体を固定できると思ってませんので、ゴキパゴスの時にやってきたゴキブリーダーに託しておきました。
だからもう店頭にこの個体はおりません。。。
うまく固定されて安定して流通するよう、皆さんでブリーダーにプレッシャーをかけておきましょう!
その3
タイワンオオルリゴキブリ
Eucorydia dasytoides
ここから先は時間がなかったのでスマホで適当に撮影したよ!
でも意外と綺麗に撮れるね。
成虫になった時の美しさとボリューム感が人気の美麗種(の幼虫)。
その4
ハーレクインローチ
Neostylopyga rhombifolia
別名イエゴキブリ。
成長しても普通のゴキブリにしか見えんのだが、なぜかマニアの間では高値で取引される。
その5
ペールボーダーフィールドローチ
Pseudomops septentrionalis
成虫はオスとメスで色が違うのが面白い。
まだ幼虫で小さいから、だんだんと画質が荒くなってきたぞ…。
その6
ゴーストポーセリンローチ
Gyna caffrorum
別名クロムローチ。
成虫は灰のような儚い羽を持つようになります。
その7
ケントゥリオポーセリンローチ
Gyna centurio
センチュリオンと呼ばれることも。
小さいし、すぐ潜るし、画質レベルはヒントでピンとだよ!!
その8
ペラッカエハナタカダンゴムシ
Armadillidium peraccae
イタリア産のダンゴムシ。
ちょっとだけ鼻が高いらしいんだが、ワタシにはよくわかりません!!
その9
アシヒダナメクジ
Laevicaulis alte
大きな柿の種くらいのサイズ。
ワイルド個体から飼育下で産まれたF1個体なので、広東住血吸虫がいる可能性は低いかも?
こうやって腐葉土の上にいる画像だと、コイツらの可愛らしさは全く伝わりませんね…。
以上。
それでは次回のマッドドッグブログもお楽しみにーーーッ!!!!!!!!!!!!
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