何もしなけりゃ大恐慌

みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!

 

日を追うごとに状況が変わっていき、こちらもどう対応するべきなのか悩んでおります。

もちろんCOVID-19の話ですよ。

休業と補償はセットでしょ!っていうお金の問題じゃなく、早期収束に向け一人の国民としてどう行動するか?ってことなんです。

 

そこで思ったんだけど、ライブや稽古で感染した疑いがあるクドカンがネット上で袋叩きに遭うのに対し、夜の街で飲み歩いて感染した志村けんは誰も叩かない。

なーーんか、おかしくねぇか???

全世界の人間が未知なるウイルスとの闘いによってストレスを感じてるのは分かるんだけど、誰もが持論に基づく正義を振りかざして、まるで自警団とか魔女狩りみたいになってねぇ?

1週間前と今週では状況が全然違うんだから、他人の落ち度をほじくるのはあんまりいただけない話です。

こっちの界隈でも「こんな時期に生体を買うなんて信じられない!」っていう意見があるのも分かります。

だってペットの飼育なんて不要不急の代表格だと思われてますからね。

「そもそも生き物を飼うなんていうのは、バカがやることだ。」ってのは故・千石正一氏の言葉ですが、まさにその通りですよ。

だからこそ逆に考えれば「いまだからこそ生体を買う!」という考えがあってもイイんじゃね?

そこまで強い思いが募ってくるのも分かります

ずーーーっと学校に行けず、友達にも先生にも会えない子供たちが心の拠り所として爬虫両生類を飼うってのもアリですよね

それぞれ人間の行動にはすべて理由や思想がちゃんとあるもんだと思っていきましょう。

 

さぁ、それじゃガラパゴスはどうする?って話なんですが、現在の行動を決めるために未来を予測しようと思い、そのために過去を勉強してみました

この本をかいつまんで解説しているネット記事を読んでみたんだけど、大恐慌が始まった原因は当時のアメリカ大統領フーヴァーが「何もしなかった」ことなんだよね。

いずれは落ち着くだろうという楽観的な予測のもと、具体的な対策をしなかったから経済が破綻したんです。

今の日本に似てるよね…。ルーズベルトさんに早く変わって!って感じ。

でも日本だけじゃないよ。世界的に経済がストップしているこの状況。

最悪のケースを予測すると、半年後には失業者が街に溢れかえっていてもおかしくないし、ワタシも爬虫類屋をやってられなくなるかもしれない。

そういう覚悟をしながら生きております。

 

でも最悪のケースに陥らないためにどうするか?ってことを考えると、やはり早期収束しかない。

早期収束させるためにはピークを低く抑えるしかない。

それをやるタイミングはいつ?

いまでしょ!

 

んなことは分かってんだけど、どちらにしろワタシは週に6日は店に行って生体のメンテナンスをしなきゃいけない。

店舗営業を完全にストップして、エサや器具は全部通販で他所から買ってくれ!って言うのは簡単です。

でもやっぱりそれは「生き物屋」として無責任だと考えてしまう自分がいるんですよね。。。

だから決めた!

 

1、4月16日(木)~5月6日(水)の期間中はエサと器具のみの販売とさせていただきます。

2、営業時間は12時~19時へ短縮させていただきます。

3、基本的に店舗の自動ドアはスイッチを切っておりますので、御用の方はノックしてください。

4、お電話やメール、DMなどで事前にご連絡いただき、店舗入り口での商品受け渡しという方法も可能です。

5、ご来店の際は徒歩や自転車、マイカー、タクシーなどで。できる限り電車やバスは利用しないでください。

6、飼育に関するご相談は、まず最初にお電話やメール、DMなどでご連絡ください。

7、通常通り毎週水曜日は定休日とさせていただきますので、ご了承ください。

8、その他諸々のイレギュラーな事柄に関しては、すべて店主の判断で臨機応変にご対応させていただきます。

 

以上。

 

悩みに悩んだ結果、自分なりに出した結論がコレです。

感染拡大を防ぎつつ、お客様の飼育が困難にならないようにするためにはどうするかという妥協点だと思ってください。

こんなにも暗いゴールデンウィークを迎えるのはみんなの人生でも初めてです。

でも、この危機を少しでも早く乗り越えて楽しいパーティーしようぜ!!!

 

そんな営業方針を打ち立てましたが、当店では生体の入荷をストップするわけではありません。

平常運転に戻ったときの準備として、ガッチリ生体は補充していくつもりです!

というわけで今回も新入荷情報はイッとくぜ!!!!!

 

 

その1
リュウキュウアオヘビ
Ptyas semicarinatus

先日、家族で行ってきた沖縄旅行ではクモ1匹とゴキブリ4匹以外は採集して来ませんでした。

余所者には裁量が分からんので地のモンは地の人にお願いしなきゃ!というポリシーの元、沖縄で仲良くなった業界の大先輩から分けていただきました。

国産のヘビとしては群を抜く美しさを誇る本種ですが、ミミズ専食という超変態。

しかもドバミミズは食べるけどシマミミズは食わないとかいうグルメっぷりが超厄介だぜ!!!

でも最高!!!!!

 

 

その2
ブラーミニメクラヘビ
Indotyphlops braminus

ほぼミミズ!尖った方が尻尾で、丸っこい方が頭だから!!!

石や倒木の下の湿ったところに潜み、シロアリやアリの卵や蛹を食っているという妙なヘビ。

飼育下ではコオロギの卵を与えることで代用可能。

でも、ヘビを飼ってるんだかコオロギを飼ってるんだか分からなくなるから注意

 

 

その3
ガラスヒバァ
Hebius pryeri

沖縄の方言で「ガラス=カラス=黒い」「ヒバァ=蛇」という意味。

もちろんシマヘビの黒化型の別称カラスヘビとも関係ないし、ヒバカリ属だけどそっちのネーミングとはちょっと違う。

感覚としてはガータースネークに近く、水辺で魚やカエルを食って暮らしているヘビです。

当店では入荷直後から金魚を水容器に泳がせておくと喜んで食べています!

 

 

その4
アカマタ
Lycodon semicarinatus

沖縄に行って野生個体を見るまでは、ただ荒くて臭いヘビだと思ってました。

でも沖縄行ったら大好きになりました!!!

決して人間に屈さない態度と精神がハードコアで最高だぜ

 

 

その5
ヘリグロヒメトカゲ
Ateuchosaurus pellopleurus

ツルっツルで動きも早い地中性スキンク。

結局沖縄で野生下のコイツらを見ることはできなかったんだけど、どうやらハイ(コブラ科)が好んで捕食しているようです。

もちろんハイも見ることができなかったので、コロナが収束したらかならず沖縄リベンジするぜ!!!

以上、沖縄の大先輩から届いた便でした。

 

 

その6
ハイナントカゲモドキ
Goniurosaurus hainanensis

すでに雌雄判別が可能な亜成体サイズまで育っている、めっちゃ綺麗な国内CBのハイナンちゃん!

クロイワトカゲモドキじゃあありませんぜ。でもソックリね~♪

ゴニウロサウルス属は輸入が難しくなりましたが、こうして国内で順調に繁殖が行われていると心底嬉しいッス!!

 

 

以上。

それでは次回のマッドドッグブログもお楽しみにーーーッ!!!!!!!!!!!!