少々ザワついてるようですが…

みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!

 

爬虫類飼育者にとってはCITES会議の結果が気になるところだと思われますが、詳細はCITES公式サイトのコレを見てください。(英文ですが)

ツイッターなんかを見ていると皆さん色々と勘違いされている部分が多いようですし、間違った情報や憶測、関係無い話なども飛び交っております。

ちゃんとした内容を知りたい人は、ちゃんとした情報を得ましょうね。

 

混乱が無いように大事なことだけ簡単にお伝えしておきますけれど、附属書Ⅱ類に変更された生き物(トッケイやトゲオイグアナ、ハイナントカゲモドキなど)を飼育している方々は特別な申請や手続き等は不要です。ただ海外からそれらを輸入することが難しくなる……かも知れない、というだけなので。

肝心なのは附属書Ⅰ類に変更された生き物(ハナツノトカゲ属、コブハナアガマ、ダウディンイロワケヤモリ、ラオスモエギハコガメ、インドホシガメ、コツメカワウソなど)を飼育している方々で、それらを陳列・売買・賃借・譲渡し等を行う際には登録申請が必要となります。どこにも売らないし貸し出さないし譲らないし、個人的に終生飼育を楽しみます。って人は、今まで通りに登録申請を行わずに飼育していても違法ではありません。

でも、この先に何があるか分からないから念のために登録しておこうと思ったならば、変にネットで情報を調べるよりも自然環境研究センターに直接問い合わせをした方が良いと思います。取得経緯やマイクロチップの件などなど、分かりづらい部分にも(きっと)正しい答えが返って来ますので。

 

そんなことより、どうでもいい話をちゃんとしなきゃ!

 

最近はNetflixで「殺人を無罪にする方法」って海外ドラマを観始めてて、なかなか面白いんだけど内容が重苦しいのよ。

だから寝る前には軽い内容のモンを観ておこうと思って手を出したのが、なんか最近話題になってるっぽかったアニメ「ダンベル何キロ持てる?」です

いや~。。。マジで内容は大したことない筋トレ系ウンチクものなんですが、モチベーション上がるわ!!!

思わず就寝前に筋トレ始めちゃったよ。

そして何よりも個人的に最高だったのは「筋肉少女隊でーす!」ってヤツでした。。。(筋肉少女帯ではなく)

 

で、同時期にアニメ化されてる刃牙もどきみたいなヤツ、「ケンガンアシュラ」。

どうやらこれもダンベルと同じ原作者の作画違いみたいね。

どんなもんかと思って試しにアニメを観てみたけど、今のところはただの刃牙もどき。もちろんオリジナル刃牙の持つ狂気には遥かほど遠く、いまいちインパクトが足らねぇ。

まだ観始めたばかりだから、ここから面白くなってくるの…か?

そんなんよりも、皆の中で好評な「鬼滅の刃」を素直に観た方が良いのか!?

う~ん、、、悩めるところだぜ!

 

 

ハイ。どうでもいい話もしたことだし、お待ちかねの新入荷情報イってみよーーーーッ!!!!!!!!

 

 

その1
カメレオンモリドラゴン
Gonocephalus chamaeleontinus

樹上性トカゲの魅力と難しさを同時に教えてくれる、人気のモリドラゴン。

ひと昔前には大量かつ安価に流通しまくっていたのが、最近ではあんまり見かけなくなりました。

今回はこんな感じに小さめ個体も来ているので、ここからジックリと仕上げていくこともできますよ~!!

 

 

その2
スラウェシクロコダイルスキンク
Tropidophorus baconi

上がオスで下がメス。1ペアのみの入荷です。

大きすぎず小さすぎず、割と丈夫で飼いやすい。某メーカーの広告でアカメカブトトカゲがアクアテラリウムに入れられてたけど、本来はこっちの方がアクアテラ向きです!

この種は胎生なんだけど、メスは持ち腹っぽいですね。

体内の卵が透けてない?

そして、これくらいしっかり育った個体だと見事に頭部の形状やボディバランスも違うので雌雄判別も容易!

左がオスで右がメスとなっております。

 

 

その3
クシトゲオイグアナ “パンダパイド”
Ctenosaura pectinata

まだ全身がグリーンなベビーサイズ!でも、これが成長に伴って全身白黒のパンダ柄に変化していくなんてステキ!!!

クシトゲオイグアナの中にはバナスパみたいな黄色いのからメキシカンブラックと呼ばれる全身漆黒のものまで、実は何タイプかの地域個体群(とされておりますが、ワタシの見解では亜種もしくは別種だと思っています)が確認されており、このパンダパイドもそのひとつなんですね~。

そして冒頭でも述べたCITES会議でトゲオイグアナ全属がⅡ類となったため、今後の流通状況がどうなるかが気になるところです。

 

 

その4
オオアオジタトカゲ
Tiliqua g. gigas

ハルマヘラタイプのオオアオジタベビー。

インドネシアのファームでエサをあんまりもらっていなかったのか、少々痩せておりますので太らせてから販売します!

って、あっという間に太るんだけどね…コイツら。

 

 

その5
ブラックテールマルチスキンク
Glaphyromorphus nigricaudis

マルチスキンクって言うと万能トカゲみたいな印象を受けますが、このマルチってのは木屑みたいなものを指す言葉。

なのでオガクズトカゲなんていう別名もあるみたいッス。

その名が示す通り、ヤシガラ土なんかを敷いておくと見事に潜りますが、意外とハンドリングしてもバタつかないところが可愛い!!

 

 

その6
トッケイ
Gekko gecko

インドネシアからやってきたばかりで野性味溢れるトッケイさん。

こちらも先日のCITES会議でいよいよⅡ類になることが決定しました。もちろんペットとしても大量に流通しておりましたが、それよりも食用として捕獲されまくっていたのが理由。

最近ではトッケイ=良いヤモリという認識が広まってきたので、これを機にもっと大事にされてくれるとイイね!

 

 

その7
コーンスネーク ”パルメット het.チャコール 66%poss. het. アルビノ”
Pantherophis guttatus

いわずと知れたコーンスネークの最上級品種。

最近になって海外からパルメットのベビーが多数来ているようですが、コチラは正真正銘の国内CBッス!

まだベビーなので体に入ったドット模様が黒ずんで見えますが、これは成長とともに赤やオレンジや黒へと変化します。(オス親個体のようになるので下の画像を参照してください)

ブリーダーさんは参考生体ということで種親も連れてきてくれたのですが、それがコレ↓

メス親はチャコールパルメット、オス親はパルメットhet.アルビノとなります。

コーンスネークに興味がある人にはご理解いただけると思いますが、今回入荷したベビー達はブリザードパルメットを作出するためのキーになりそうですよ!!

ちなみに前回ブログでご紹介したhet.パルメットのコーンは、このオス親とリバースオケッティから産まれた仔となります。

しっかしコーンスネークもここまで来たか…という感じですね~!

 

 

その7
パラダイストビヘビ
Chrysopelea paradisi

撮影中には気付かなかったんだけど、よく見りゃビビってチビってます…笑

パラダイストビヘビと言ったら背中に赤が発色する美麗なイメージがありますが、アレってきっと幼体~亜成体時特有のもので、成長とともにこのようなゴールデントビヘビっぽいものへと変化していくんだな。

ゴールデントビヘビとどこが違うの?って言われそうですが、よく見てくださいナ。全然違うから!こっちは「ちゃんと」滑空することができるし。

動きは素早く神経質、そしてヤモリ食いで後牙類というデメリットのオンパレードみたいなところが魅力です!!!

 

 

その8
アカオパイプヘビ
Cylindrophis ruffus

原始的なヘビとして有名ですが、飼育難易度が高めなことでも有名な種!

とは言っても本種の場合はピンクマウスに餌付いてしまえばワリと安心なので、頑張って餌付けたい方にはオススメ。

当店ではマウスじゃないものを与えてみて、何を食べるのか色々と試してみたいと思ってます!!

 

 

その10
ヤシガニ
Birgus latro

皆さんご存知、陸棲節足動物の最大種。ココナッツクラブことヤシガニちゃんです!!!

環境開発や乱獲によって国内での生息数が減っている種なのでワタシも積極的に仕入れるつもりはありませんが、今回はワケあって保護された小さめの個体が入荷。

しかし、こうやってジックリ見ると超カッコいい!

こうやって上から見るとキン肉超人みたいな雰囲気もある(と、ワタシは思っている)し、、、

裏側から見たら、何となくマヌケな感じもあって可愛いよね。でも、このハサミのパワーはハンパねぇッス。。。

なんていうかこう、全体的なカラーリングとか造形にデスメタル感がプンプンと漂っていて個人的には大好きな生き物のひとつです。

なお、この個体が何歳くらいなのかは分かりませんが、ヤシガニの寿命は50年くらいなんだって!すげぇ!!!

 

 

以上。

それでは次回のマッドドッグブログもお楽しみにーーーッ!!!!!!!!!!!!