腹黒いヤツとか鼻長いヤツとか

みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!

 

今回はちょっとしたお知らせから。
先週の金曜日にYoutubeでやってる「はちゅ話」という番組にゲストとして登場したノブ横山氏(ズーメッドジャパンCEO)の付き添いとしてスタジオへお邪魔してきました。

番組は生配信で2時間ちかい長丁場でしたが、全編ノーカットでアーカイブ配信もされているみたいですね。ちなみにノブとワタシは47分くらいからの出演となっております。何もやることが無くて、どうしようもなく暇だったら見てみてください!

 

その番組内のお知らせコーナーでもお伝えさせていただきましたが、本日2月27日に小学館から富田京一氏の著書「ヘンな動物といっしょ」が発売されます。

 

その本のイラストを描いてるのがガラパゴスのオリジナルTシャツやグッズをデザインしたりレプファンのイラストを描いているワタシの妻(時々店頭にもおりますが)で、手前味噌ですがけっこうイイ感じの出来です!

そして何よりも、トミキョーさんの飼育遍歴がめちゃくちゃ面白いんです!!!

最近じゃ巷に生き物系のウンチク本が溢れかえってますがハッキリ言って内容はそれらとはまったく違い、リアルなトミキョーさんの体験に基づくものであるというところが最高なのですよ。

 

故千石正一先生が「そもそも野生動物を飼育しようなんてのはバカだが、なんでも飼ってみようなんてのは、それも極まっている。」と、トミキョーさんのことを評しておりましたが、まさにこの本を読めばその心をヒシヒシと感じることができますね。

バカも極めりゃ立派ですよ!なんて偉そうに失礼いたしました。

でも、本当の意味での「飼育」というものを深く考えさせられる内容になっている本なので、是非このブログを読んでいるような方々にはご一読をオススメいたします!!!!!!


タイトルもカバーもキャッチーですが、中身はクレイジーでマニアックです!笑

 

さてさて、お知らせが長くなっちゃいましたが、皆さんお待ちかねの新入荷情報イっくよーッ!!

 

その1
セイブハブモドキ
Macropisthodon r. multiprefrontalis

神々しいほどの美しさを魅せてくれるハブモドキの亜種、セイブハブモドキが超ひさびさに入荷!

明るいオレンジ色と黒のコントラストが綺麗なだけじゃなくって、お腹の色も基亜種とは違う。

亜種じゃなくって別種扱いで良いんじゃね?と思えるほどの差異があるところも素晴らしい。

一見すると完全に毒蛇にしか見えませんが性質は非常におとなしく、少なくともワタシは本種にアタックされたことがありません。

ご存知の通りハブモドキはカエルをはじめとした両生類食いであることが知られていますが、セイブ亜種の方がやや飼育しやすく丈夫な気がします。

あくまでも、そんな気がするって程度ではありますが・・・。


入荷翌日にファジーをアシストで咥えさせたら、この後にイヤイヤな感じでしたが食いましたよ。

そして昨日、しっかりと消化したフンが出ていたので、コレはもしかしたらもしかするのか!?

※なんて言ってますが、即売約済となりました!

 

 

その2
ハブモドキ
Macropisthodon r. rudis

こっちはお馴染み基亜種のハブモドキ。

もちろんカエル食いで偏食傾向が強く、なおかつ飼育にはちょっとしたコツが必要という難関種の代表。

とりあえず冷凍マウスには見向きもせず、その後ツメガエルを試してみても舌は出してもアタックしないという感じでした…。

まぁ、それで普通なんだから本当に厄介なヘビですよ。

※なんて言ってますが、即売約済となりました!

 

 

その3
ライノラットスネーク
Gonyosoma boulengeri

画像上がオスで下がメス。なにげに貴重なWCのペアが来ております!

ベトナム産じゃなく中国産なんですが、そのせいかお値段はちょっと高め。

でも今のところ鼻のとんがりも残ってるし、すぐ繁殖を狙えるんじゃないか?ってサイズなのでブリーダーさんにはオススメでございますね。

ちょっと前にライノラットが後牙類なのか?って話題になってましたが、スマホで撮った適当な画像ですが口のなかはこんな感じ。

うーん、、、後牙らしきものがあるような無いような。。。

ワタシの推測ではヒバカリのように後牙が存在するけれど毒腺は存在しない、ってパターンじゃないかと思っていますが、どうやらヘビの場合は噛まれて腫れたとか壊死したとかいう被害例があってから初めて毒腺の研究が行われるらしく、つまりライノラットに噛まれて毒らしい被害例が今までに無いから研究されてない。

ってのが実際らしいッス。ま、要は噛まれなきゃイイのです。

とりあえずメスはファジーを食いました。

オスはめちゃ反応してアタックしてくるけど、もう少し落ち着かないと食べなさそうな雰囲気でした。

 

 

その4
スベノドトゲオイグアナ
Ctenosaura quinquecarinata

値段も安いし、ルックスは格好良いし、大きくならないし、トゲオイグアナの仲間としては大変とっつきやすい種だと思うんですが、いまいち人気はありませんね。。。

ワタシ的にはこんなコストパフォーマンスの良いトカゲはいないと思っているんですが。

 

 

その5
チベットホソユビヤモリ
Cyrtodactylus tibetanus

何ですか?この普通っぽく見えて、何となく全体的に高級な質感を持っているこのヤモリは???

って感じになりますよね。実は超超超レア種!!

チベットのゴツゴツとした岩山みたいなところに生息する地表棲のヤモリなんだとか。

触ってみるとこんな感じ。ちょっとモチモチとしていて気持ち良い!

掴もうとするとダッシュで逃げようとするけど、手に乗っけちゃったら意外にもおとなしくジッとしているってタイプです。

上がメス(?)で下がオス(?)じゃないかな。という感じのメイビーペアで入荷しております!

 

 

その6
ヒョウモントカゲモドキ
”ベルサングロー”
Eublepharis macularius

ものすごく綺麗な色彩で素晴らしいと思いますがベルアルビノの血が入ってるので目が悪い!

グラブパイを食ってますが、アシストするみたいに与えないとダメなヤツ。

それもまた可愛らしいと言えば可愛らしい・・・のか!?

 

 

その7
ソメワケササクレヤモリ
Paroedura pictus

まだまだ店頭にはWC個体が何匹か残ってますが画像の個体はプリプリのCB個体!

ソメワケってCBの方がWCよりもサイズがデカくなるよね。

 

 

その8
ニシアフリカトカゲモドキ
Hemitheconyx caudicinctus

普通は輸入されてきたWCのニシアフには手を出さないようにしてるんですが、ちょっとだけ飼い込まれた個体だから安心でしょう。

再生尾だしWCだからお値段は超お買い得!!

 

 

その9
マルメタピオカガエル
Lepidobatrachus laevis

画像だと大きな個体に見えますが、実際は体長3~4cmくらいのベビーサイズ!!!

店頭ではメダカを食わせております!

 

 

その10
キルギスオオワラジムシ
Porcellio sp.

耐寒性も耐暑性も強く、ちょっとしたフナムシくらいの大きさになるので、中~大型の有尾類のエサとして最適かも・・・って、いやいやもちろんペットとして飼育しても丈夫で殖えやすいから面白そうですよ。

カルシウムと金魚用フレーク、床材兼エサとして腐葉土を敷いておけばOK!

 

 

以上。

今日はなんだか内容が濃かったな。。。

それでは次回のマッドドッグブログもお楽しみにーーーッ!!!!!!!!!!!!