コルク片に付着した物体は・・・

みなさんチョメっす!
ガラパゴスのMAD☆DOG・フタキでぇ~~~ッス!!!

なんだかんだで10月も後半に突入。。。
時が過ぎるのがあっという間すぎて、やんなっちまいますね。
ガラパゴスは10月いっぱいは特に何もなく平和な日常を過ごして
おりますが、11月に入ると1週目2週目と連続で
HBM 11月4日(日) 池袋アカデミーホール
とんぶり市 11月11日(日) 浅草産業貿易センター台東館
への出展となりますので、どちらも店舗営業はお休みとなります。
どうぞあらかじめご了承下さい。
いよいよHBMの方は出品リストが公開されておりますが、
それを見ているだけでワクワクしてきちゃいますね~!

ところでガラパゴスの店内では日替わり、完全な気まぐれで
BGMをセレクトしております。つい先日は自分が高校の頃に
しょっちゅう聴いていて、バンドでコピーなんかもやっていた
エクストリームの”3 sides to every story”というアルバムを
ずーっとかけておりました。

全体が3部構成になっているコンセプトアルバムで、それぞれ
“yours, mine, and the truth”という風にサブタイトルが付いてます。
そのコンセプト通り1曲目とラストでは曲の雰囲気が全然違ってて、
一辺倒じゃないところが好きなんですよね~。

で、この3部構成のサブタイトルには元ネタがあって、
映画「くたばれ!ハリウッド」の作者でカリスマプロデューサーの
ロバート・エヴァンズが残した金言から来てるんですって。

直訳すると、
「どんな物語にも3つの側面がある。お前の言い分。
オレの言い分。そして真実。」
ってことになりますね。実はこのあとに
「誰もウソはついちゃいないが、記憶ってものは
人それぞれの中で微妙に違ってくるものさ…」
と続くのです。

これね~。
奥が深いよね~。

たとえば最近一部の界隈で言われてたけど、
「はちゅ飼いと爬虫類飼育者を分けるべき」
みたいな意見。
爬虫類をペット=家族としてお迎えして、深い愛情を持って
育ててみたいわ~っていう人と、爬虫類はあくまでも
野生生物なんだからちゃんと距離感を持って接するべきだ!
という人とのせめぎ合いが起きてるんだと思います。
でも現実には、どっちの飼育者も存在するのがこの業界。
もちろん中間層もいっぱいいるし、ワタシのようにショップを
やっていたら、どちらも大切なお客様ですよ。
それこそイヌネコやウサギなんかを「買い取って下さい」とか
言ってペットショップに連れてく人はいないけど、カブトムシや
クワガタが殖えたから売ってくるわ~という人もいるわけでしょ。
そもそも爬虫類ってのは中途半端な立ち位置にいる生き物だから、
飼育者のタイプにも色々あっていいんじゃないの?
ってか、別にどっちでも良いよね。

「オレの神が正しい!」「いや、ワタシの神こそが正しい!」
っていう意見の衝突がエスカレートして戦争が起こるじゃん。
でもよくよく真実を見極めてみると、どちらの神も人を殺したり
争ったりしてはいけないよ、と言っていたりすることもあるわけで。

これまた話題になってたけど、フトアゴに野菜ジュースをあげるのは
是か非か?そんなの別にどっちでも良いよね。
やりたきゃどうぞ、って感じ。
だって、フトアゴに対して害の無い野菜が原料になってるジュース
なら何も問題ないからさ。。。っていうのが真実。
個々の意見をぶつけ合うのも大事だけど、真実を見極めるのも大事。

だからみんなグチグチ言い争ってないで、仲良く一杯飲もうぜ!

と、前フリが長くなっちゃったけど新入荷情報イっときます!!

その1
ディスパートゲオアガマ
Uromastyx d. dispar



ハッチしたてじゃね?ってくらいの小さいベビーサイズから、
それよりもちょっと育ったサイズのベビーも来てます!
成熟したオスでは背面がベッタリと黄色に染まるけど、メスは
幼体時と同じような色彩のまんま育ちます。
トゲオアガマのなかでは1、2を争う強健種なので、初心者にも
胸を張ってオススメできるのがディスパー。
でもパッと見の派手さはないので、ちゃんとトゲオアガマの
魅力を分かってる人しか反応しないのもディスパー。。。

その2
フトアゴヒゲトカゲ ”オレンジトランス”
Pogona vitticeps


エグい赤が発色しているフトアゴちゃん。安心サイズの国内CBです!
これくらいのグレードの個体だと成長したときの発色も想像できますが、
それでもやっぱり今後どんな感じに育つのかは楽しみですよね~。

その3
フェルナンデススキンク
Lepidothyris fernandi


見かけによらず性質がおっとりしているので、割とハンドリングできます。
ド派手な体色を持っているにも関らず、ほとんど床材に潜っているという
宝の持ち腐れみたいなトカゲですが、それでも飼ってみると可愛よ~!

その4
アシナガトカゲモドキ
Goniurosaurus araneus



ベトナム北部のカオバン省に生息するゴニウロサウルス属の最大種!
ベトナムトカゲモドキと呼ばれることもありますが、マジで足が長いから
アシナガトカゲモドキで良いんじゃないかと思います。
そして彼らは足が長くてスタイルが良いだけじゃなく、顔もイケメン。
やや中二病っぽい雰囲気の顔つきが最大の魅力!と思ってます。。。

その5
タイリクシュウダ
Elaphe carinata carinata


ただ単に「シュウダ」とか「チュウゴクシュウダ」と呼ばれることも。
まだハッチサイズみたいなベビーなので地味な色ですが、成長すると
黒と黄色が混じった超カッコイイ容姿に変貌します。
ちなみにシュウダは漢字で書くと臭蛇となり、何とも嫌な雰囲気ですが
最大で2mを越えることから英語だとキングラットスネーク。
つまりネズミヘビの王様なんですよ!皆のもの、跪け!!!

その6
イナズマヘビ ”パターンレス”
Mimophis mahfalensis


背中に入る模様がイナズマみたいだからイナズマヘビという和名を
いただいているのに、それがパターンレスになったらただのヘビ。
でも上品で可愛らしいぞ!小さなトカゲなどを専門に食べる種
なので、餌用のヤモリは必需品ですが。。。

その7
マダラファイアサラマンダー
Saramandra salamandra salamandra


サラマンダーって言葉自体が火をまとったトカゲ(のような妖精?)
のことを指しているのに、それの頭にファイアがつくと火トカゲが
ダブって炎トカゲ???ってわけじゃなく、このファイアは毒液を
噴射(発射)する意味でのファイアだから、発砲火トカゲか…。
なんて無意味なことを考えてしまいました。
ほぼフルアダルトサイズのしっかりとした基亜種でございます!

その8
ギニアスペックルドウデムシ
Damon medius


タンザニア便が止まってからはコッチが主流になってる感が
ある、ギニアスペックルド。ちゃんとペア取れるよ~!
なんて言っていたら・・・

ウデムシをストックしているプラケース内にいれておいた
コルク片にこんなキノコみたいなものが。
実はコレ、ウデムシのオスが出した精嚢なんですね~。
オスがこうやってくっつけた精嚢から、メスが丁寧に
精子をキャッチすることによって受精!
どうりで雌雄が求愛ダンスをしていたわけだわ。
ということで、おそらく現在販売中のメスはほとんど
全員持ち腹状態になっていると思いますぜ~!!!

以上。
それでは、次回のマッドドッグブログもお楽しみにーーーッ!!!